電子出版の行方

桜のつぼみも半開き。みぞれ、雪の舞う最悪の春。
地球温暖化よ、どこへいった!」と叫びたくなる最悪の三寒四温

昨月曜日は、朝から連合関係の会議で追われた。いま、連合は本格的に、国際ジャーナル発行へ向けて議論をすすめている。もちろん今時、すべて完全電子ジャーナル。持ち運びやファイルの管理を考えても、そちらが圧倒的に便利。

一般の書籍も、電子出版がどんどん本流になっていくだろう。フィンガータッチパネルによる瞬時拡大縮小機能は、画面による最大難点、全体俯瞰と部分焦点の往復を可能にするだろう。出版に関わる経費だって大幅削減となるのは明らか。

紙媒体で本を読んできた人間には、しばらくはなじめないだろう。しかし、最近私は論文をほとんどパソコンで読む。歳をとった人間にとってすばらしいメリットがある。

1。重い紙を持ち歩かなくてよい。昔は旅をするたびに大量の書籍と論文コピーを持ち歩き、荷物の重さのほとんどはそれであった。 肩に食い込み、下手すると飛行機重量オーバーなんかもう心配ない。しかし、いまや全て入れてもパソコン2キロ以内。そこに一般書籍もとなれば、着替えだけ持ち歩けば旅はOK.

2。老眼。小さな字は夜になるともう大変。しかし、フィンガータッチで拡大自由。これってめちゃ便利。いまでもMacで重宝。

そしていうまでもなく、資源節約、コストダウンだ。部屋にあふれる書籍棚って時代もさようなら。狭い日本の住居環境も抜群となり、ネットさえつながっていればどこでも図書館となるのだからね。いまだってGoogle検索エンジンで論文はほとんどたどり着けるしね〜。いい時代だ。忙しくはなるけれどね〜。

ところで、政府の総務省文部科学省経済産業省が「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」を開始したり、
24日には日本電子出版協会が発足したり、動きが活発化してきているね。マックのipadや、Amazon, Sony, Barnes & Nobleなどがどれくらい爆発するか見物だね。もっと加速して欲しい。