2012-01-01から1年間の記事一覧

大学とは何か

大学とは何か (岩波新書)作者: 吉見俊哉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/07/21メディア: 新書購入: 3人 クリック: 142回この商品を含むブログ (50件) を見る久々に濃密な読書をさせていただいた。吉見先生は、秋入学問題など、今東大改革の中核におら…

平清盛の12世紀と大学

NHK大河ドラマ 「平清盛」。頼朝も挙兵し、いよいよ大詰めでもう間もなく最後の時。63歳。 ええ!どこかに近い歳の人が---。 パソコンで文献を整理しながらチラチラ眺め、別のことも頭をめぐる。そういえばこの平の清盛の12世紀と言えば、ヨーロッパで大…

暴走老人(2) 公開講座と老人パワー

暴走老人(2)公開講座と老人パワー その1で、なにやら具体的な生臭い話がつづくのではないかと期待された方、話をはずしてごめんなさい。でも以下も大事なことなので。「暴走老人」とは年齢差別用語だとの批判もあるかもしれませんが記します。 最近市民…

「暴走老人」

齢80を超えた石原慎太郎氏が都知事をやめて国政に打って出るという。マスコミは「暴走老人」という。彼の政治的主張への賛否はさておいてあのパワーはどこからでてくるのであろうかとある意味感心してしまう。 地球科学の世界でそのような「暴走老人」はい…

新渡戸稲造 自警禄

この数日、ニュースはノーベル賞で騒々しい。山中氏の受賞は大変うれしく喜ばしい。基礎科学の重要性を多くの人たちに理解してもらうまたとない機会ともなっていると思う。 一方、文学賞で村上春樹氏ではなく中国人になったこと、領土問題もからめたアジアの…

朝のリズム

生活の中に朝のリズムが復活して来た。 歳なので朝は早い。今朝は5時起き。 まずは、ベランダへ出て深呼吸をして、屈伸をして、ーー。 「ああ、いい天気だ。今日も暑くなるぞ〜!」と黙然。 花殻をつんで、水やり。 やっと咲いたね源平カズラ。オリンピック…

 地球惑星科学連合/来年度大会へ向けて準備始動!

昨日の午後は、地球惑星科学連合の理事会でびっしり。来年度の大会準備、今後の方針に向けて真剣な討論が積み重ねられた。前回は入院中で出られず、新体制になってはじめてであったけれど、新会長はじめ人心一新、やっぱりいいね!前へ進むためのエネルギー…

青べか物語/新浦安・百万坪の大地

青べか物語 (新潮文庫)作者: 山本周五郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1964/08/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (33件) を見る 東京に隣接したディズニーランドの街、浦安。そこに私は住んでいる。この街は東日本大震災で液…

が・ま・ん

今日は、画期的に朝8時出発。なぜなら午前2つ、午後1つの受診予約を入れ、検査も目白押し、のハズ。 しかし、朝、待ち時間一時間程度の後、最初の科。○○外科。ちょっと丁寧な診断チェック。若い医師ではあるが一生懸命。そして会話をしながら症状を聞き、…

夏休みの自由研究/整理整頓のこころ

この週末から世の学校は夏休み。 子供も遠い昔に巣立ち、大学もこの間闘病生活でそのリズムからはずれていたので、私には夏休みと言われてもピンとこない。 週末、術後リハビリの行動規制でまだどこへ出掛けるわけにもいかない。 身の回りの整理・整頓、読書…

胸帯解除の安堵と不安

手術後一ヶ月検診で、胸の傷を覆っていた胸帯解除を担当執刀医から許可された。 梅雨が明けて何とも蒸し暑くうっとうしかったのだが、これでサッパリだ! しかし、胸を締め付けてくれていた安堵感からは遠のく。 まだ胸の芯に残る痛みへの支えがなくなる不安…

 術後一ヶ月の夢・矜持

命拾いをさせて貰ってちょうど四週間が過ぎた。金曜日終日の手術であったのだから、あの時の今頃はちょうど麻酔から覚めた苦しみのなかにいたことになる。 タイプを打つといまだ胸内の痛みがこだまするものの、パソコンに向かう事もさほど苦ではない。だから…

人生最大の大手術(5)-俗界への復帰へむけて

集中治療室最終日のめざめ。最初はけいれんする胸が求める咳と痰。 これまで、苦痛によりできずにきた。 少し状態の傾斜を起こしてもらい、胸と腹を押さえて、 「痰切り!」 腹筋と胸筋、傷に大きく響いたが、暖かく柔らかい液体が喉の奥にジワーと広がった…

人生最大の大手術(4)-集中治療室の風景

集中治療室での二泊目。一泊目はほとんど寝ていたの周辺の状況など、分かり様がない。しかし、二泊目は両側の騒々しさに寝るところではなかった。左隣、カーテンに仕切られ、こちらも顔を横にも向けられないのだから、会話とやり取りが聞こえるだけである。 …

人生最大の大手術(3)-術後最大の山場

午後、妻と娘がやって来た。集中治療室面会は家族のみ、時間も限定的とか。 ようやく眼鏡が戻り、視界が戻る。でも相変わらず朦朧としている。娘は自らの身重を押して手術前夜から来ていたとのこと。慌ただしく帰った。 そして、そのあとのことである。手術…

人生最大の大手術(2)-激痛、幻聴のリズム

人生最大の大手術(2)-激痛、幻聴のリズム 二度目に目覚めたのは、手術翌日の早朝のようだ。「今、何時?」と聞くと看護師さんが「三時半頃」とこえてくれたが、午後か午前かは分からない。長時間麻酔の後はそうだときいていたが、確かに。 目覚めと同時に、…

人生最大の大手術(1)ー目覚め

5月28日 入院当日病院前入り口の花2012年6月15日は、私の人生にとっての最大の山場となった。心臓冠動脈7カ所のバイパス手術。朝開始して夕刻までかかる大手術というのだ。朝、家族と慌ただしく別れを告げ、手術台の上に。 部屋は肌寒い。しかし、そ…

2012年03月11日のツイート

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

アメリカ地球科学、今後の10年計画

アメリカ地球物理学連合週刊誌EOS/新年第一号のニュース欄にNSF(全米科学財団/日本の文部科学省相当)の、この先10年のEarth Sciences重点テーマが記されている。関心の方は読む事をお勧めしたい。 (私も本文を読みたいのだが、とりあえずはこのニュース…

2012年02月12日のツイート

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

立春と大雪と父の思い出・新しい命

2月4日。北海道から届く連日の大雪、厳寒のニュース。ちょっとプライベートを記しておこう。 1987年の立春2月3日、当時、高松にいた私のところに北海道から緊急連絡。父が危篤だという。父とはその3ヶ月前に会ったばかり。しかし、それも突然の呼び出し。…

追憶:私と讃岐とうどん(総集篇)

今月末に、講演のために讃岐高松へ行くのであるが、その影の楽しみは、もちろん「う・ど・ん」 ちょうどFacebookで「うどん」の新規店が話題となり、食べログやらせ騒動がなにやら世の中でちょっと話題になったりしているので、2008年にブログに書いたシリー…

親切の輪

10日、四万温泉での合宿を終えて、バスで帰京の途についた。八重洲行き直行バス。客は5人。絶対的赤字間違いなし。一人の老婆が、運転手と話し始めた。切符がセブンイレブンというのだけれど近くになくて苦労した。それで八重洲パス呈停前のセブンイレブ…

新春の夢

元旦、というか新年の最初にすることは、気分を一新し、今後の一年に何をなすかを考える。 10年先はざくっと考えて、5年先はもそっと考えて、3年先は柱を立てて、一年先はまじめに考えて、半年先はミッチリと考える。年始の恒例。計画や決意とは、その通…