2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

追い出し

年度末最終日。ぎりぎりの送別宴会。京都大防災研究所へ准教授として栄転する深畑さんと、情報基盤センターへ教授で転出する中島研吾さんの固体グループの送別宴会が開かれた。ぶるぶる震えながら、たそがれ、雨上がりの正門を抜け、 なにやら、うまそうなも…

織田信長の地球観

織田信長といえば日本人であれば知らない人はいないのではなかろうか。 「うつけ」といわれ徹底的に、とんでいた。 神を信ぜず、仏を信ぜず、既存の組織を信ぜず、最初の無神論的権力者、しかし暴君ーー。 語られる歴史は尽きない。しかし、意外と知られてい…

アイヌ語地名で旅する北海道

アイヌ語地名で旅する北海道 (朝日新書)作者: 北道邦彦出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2008/03/13メディア: 新書 クリック: 16回この商品を含むブログ (17件) を見るいつものごとく、通勤時の立寄り本屋で見つけた最新の本。私は北海道生まれの北海道育…

多作か、秀作か?黒澤明没後10周年

黒澤明監督がなくなって10周年、様々な企画がある。 黒澤明の生涯の監督映画数は30本しかないという。意外と少ない!というのが印象である。 監督人生は50年に及ぶのであるから、2年に1本強しか作ってはいない。 しかし、巨匠と言われ、世界に大きな…

修士2年のこころ

今日の昼はポッカぽか。本当に桜が満開だ! (写真は安田講堂のしだれ桜)今日の昼は、遠いいにしえの北海道の中学時代の「友のいとこの子」の工学部の修士の学生が訪ねて来た。その友とは昨年夏、本当に20年ぶりに北海道で会ったのであるから奇縁である。…

今日はぽかぽか陽気で、キャンパスの桜が一気に咲いた。

午前中は、まだ半分以上はつぼみしかし、午後一気に咲いた! 名所、御殿下の桜。 今年は半分工事中で、花見もままならない、がーー あすあたりはきっと、満席だ! 立ち止まり多くの人が眺めている。 夜、食事のために安田講堂の横を見ると、ここの銘木、しだ…

大津波を引き起こす巨大断層の採集に成功

日経サイエンスの2008/05号のtrendの欄に、先の南海トラフ掘削の結果が紹介された。 http://www.nikkei-science.com/item.php?new_flg=1これから送別会だ!

地球環境の変動シンポ

今日は、朝から題名のシンポジウムが六本木の学術会議主催でで開催された。 IPCCで地球温暖化の可能性が強く示唆されているのに対して、丸山氏は寒冷化である!と指摘する。この事柄は直接私の専門と関わらないのであるが、地球科学の世界にいるものは無関心…

冷たい雨の春分の日

今日は春分の日で休日だが、東京は冷たい雨が降っている。 しかし、午後から関係者が集まって研究費の申請のための会議であった。 これまでになく、事前の準備がはやい!。昨今は、なにやらいつも研究費の申請に追われる。 書類書きと会議に追われて、あまり…

ロンドン地質学会長と懇談

今日の午後、国立博物館で18日より開催されている、ダーウィン展のために来日されている「生命40億年全史」の著者であり、ロンドン地質学会会長のRichard Fortey氏の訪問を矢島道子さんの案内で受けた。 ケンブリッジ出のエリートらしいイギリス紳士であ…

長過ぎる会議ー短縮のために。

昨日は、午後びっしり夕刻まで外で、さる会議であった。 ほとんど連日のようにさまざまな会議があり、それへの出席が仕事ではあるのだが、長い会議は耐えがたく苦痛でしかない。私は自分が主催するときは2時間以内と決めている。できれば1時間が良い。それ…

イノベーション思考法/黒川清

黒川清氏は、再編された学術会議の最初の会長。彼の強いリーダーシップがこの組織を変えるのに大変貢献したのだろうと認識している。 遠くから話を聞いた事はあるが、どのような考えの持ち主なのかは良く知らない。本屋によった際に目に留まった最新本。イノ…

東レ科学振興会

南海トラフのサイエンスの議論で午前中、海洋研究開発機構。 昼時、食堂前で我副研究科長のYさんとすれ違う。 一言二言ことばを交わす。相変わらず忙しそう。 昼時、外で一服していると、グレッグが息せき切って、汗かいてやってきた。 <タバコ、ヤメナサイ…

地球惑星科学連合評議会

今日の午後、日本地球惑星科学連合の法人化と将来を巡る拡大評議会が東大理学部小柴ホールで開かれた。 いま、この連合には47関連学協会が加盟している。日本の地球科学関連の学会のほとんどが加盟している。昨夜、この会議で何をいおうか、随分考えた。 …

ブルーアース横浜

会場は、いま医学部での学位授与でニュースの話題となっている横浜市立大学。 暖かい天気の中、「そんなことは関係ないよ」と、この大学の入学手続きを歓迎する若き大学生で活気に溢れている。梅の花が満開。甘酸っぱい香りがキャンパスに漂う。 おもわずシ…

会議日とポスドク対策

今日は昼からびっしり会議の日だった。 教室の将来に関する若干名での懇談。 どうやってサイエンスのブレークスルーを起こすか。博士課程の進学者(合格者)発表があったが、定員に対して激減だ。 やはり先の見えない高学歴プア問題がここまでの深刻な現実と…

critical wedge

今日は、午後からびっしりプリンストン大学のJohn Suppe教授とおつきあい。 プリンストンは定年し、現在は台湾国立大学でも働いているとのこと。中国名、蘇強という。 腰の柔らかい、すばらしい紳士だ。 付加体の強度を知りたいと、熱い思いを語る。 セミナ…

思考の補助線、欲望する脳

今日は朝から終日、南海トラフの掘削の結果をめぐるサイエンスの議論で盛り上がった。 やはり一人でもんもんとデータを睨んだり、眺めたりすることと同時に、集団の力で議論し続けることは大事だ。 人は皆、見方が違うのだから。それをぶつけ合う中で新たな…

学会理事会

今日は土曜日だが朝から地質学会の理事会であった。 昨年行われた学会初の選挙の総括、著作権・知的所有権に関わる問題、地下地質と廃棄物に関わる課題に対する学会の役割りなど、重要な案件についての議論がなされた。議論しながら、学会とは社会の中でどの…

「付加体と地震発生帯」

という本を、木下正高氏と共同編集で東大出版会から出版すべく準備をすすめてきたが、南海トラフでの掘削が始まってしまい,忙しさで頓挫していた。 昨日のIODP-Drllにきていた、出版会の小松さんにはっぱをかけられ編集作業を再開した。 目標! 今年の秋の地…

岐路に立つ博士課程

7日付科学新聞1面トップ記事は博士課程問題。 最近の進学率の激減は、私どものところでも大きな問題。 文部科学省の調査結果は、 日本全体の理学系博士課程の定員「2070人」に対して、入学志願者は1419人と0.69倍。 博士課程修了者の就職率は53.9%。この就…

2ヶ月ぶりの乾杯!の風景

一昨日、海洋研究開発機構の坂口有人君と会った時にいただいた写真。 2ヶ月ぶりに「ちきゅう」を降りた際の、乾杯の風景。 その一部を切り取って、プロフィールの写真に使わせていただくことにした。 時の流れははやい! もうひと月もたってしまった。公式…

IODP-Drill

上のタイトルは、なにやら省略形がつづく英語。 これはIntegrated Ocean Drilling Program(統合海洋掘削計画だがなぜか日本では統合国際深海掘削計画とよぶ)のIODP。 その後のDrillはこの掘削の意味のDrillではない。それを完全にもじっているが、 意味は…

新しい衣のごあいさつ

春が近づき、新学期が近づき、そわそわしはじめる季節。 私も少しずつ衣替えをすることにした。 まずは、ネット関係の整理。 ん!なにやら新鮮な気持ちでスタートできそうな気がしてきた。 (3日ボーズにならなければよいのだがーー)公式サイトに載せてい…