防災学術連携

防災学術連携体シンポジウム@学術会議

 昨日は学術会議で行われたこのシンポジウムに参加した。特に災害時の緊急医療対応に関してがテーマであった。この会議体に参加したのは初めてのこと。地球科学関係は地震、火山、地質、地盤など多くの関連する学会が加盟している。しかし、それだけではない。建築、土木、などにとどまらず、医療関係、人文社会関係など多岐にわたる学会が参加している。

 昨日のテーマは「災害時医療と理工学分野の連携」と題し、学会のみならず内閣府防災、国土交通省地理院厚生労働省なども参加し、意見交換を行った。医療がダメになったこの間の例を出しながら、緊急出動の問題点なども議論された。

 情報の共有は、相当に改善されつつあるがまだまだ縦割りによる齟齬が大きい。緊急時医療においては当然電気の確保は死活、それと同時に水問題も生命線。

 現実に応じて防災基本計画は修正される。また国土強靭化基本計画とその見直しもかかっている。緊急3カ年7兆円が投じられている。

 南海トラフ対策も当然含まれ、北海道胆振東部対応も含まれている。参加している学協会は、これらの災害に関わる諸事を研究対象としてるとともに、防災減災対策事業の利害関係者でもあるので、皆熱心に参加している。

地理院の示した地理情報の活用のためのHPの充実には感動した。このページに張り付いて多くの突っ込んだ検討研究ができると思った。張り付きたいが時間がーー、能力が。

でもこれを自在にこなせる人材がどれだけいるかで防災減災対策が相当に充実することは間違いない。地方自治体に対しても地理院は対応するとのことである。