2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

地球惑星科学推進

今日は午前中、学術会議の地球惑星科学推進分科会があった。 学術会議が再編されてこの秋で三年。それまで地球物理、地質、地理などと分かれていた長い長い歴史が変わって三年。 随分と風通しが良くなり、実に前進しているという印象である。 歴史的経過や手…

連合大会が終わった。

昨年より300名ほど多い4800名に上る参加者があった。さて、今回は四川大地震対応からはじまった。 5月17日土曜日の地質学会理事会で急遽、学会としての対応を決めた。 声明の発信で、これまで関係を設立していない中国地質学会に対し、お見舞いを出そうと…

四川省地震で考える。

四川省地震に対する学会としての対応に追われて、明後日から地球惑星連合大会に突入する。時にどうしようないほど暴虐なこの地球の上であまりにも無力な人間。 再び、三たび思い知らされる。 起こった場所はしかも中国。日本の中で起こった時のようにすぐに…

四川省大地震対応

この数日、学会としての四川省地震対応に追われている。 地質学あるいは地球科学は、その科学の対象に大規模自然災害の科学的解明と、それに基づく災害の軽減策の提案を重要な中身に含むからである。遠くはなれた地点での観測や、衛星によるデータを使っての…

四川省大断層

今回の地震を起こした断層の実態が徐々に浮かび上がってきている。 この断層が、なぜ北東南西方向なのか?プレート境界なのか? など、今日も議論となった。そこで少々、解説。 この断層の位置づけをはじめて明瞭に示したのは、フランス人のタポニエ博士ら。…

今日日本時間の午後三時過ぎ、中国の四川省で地震、かなりの被害が出ているという。

私も先ほど帰宅してニュースを見て、びっくり! あわててネットで調べた。なかなかニュースが伝わってこない。 場所は、右の図。先々週、この地域のテクトニクスのフレームを講義で話したばかりだ。なにしろこの地域は、インド大陸とアジア大陸が衝突し、年…

地球惑星科学の現状と課題

週末は、科学研究費の申請書仕上げの仕事がメインであった。 「三度目の正直」をめざす大型申請。 1字1句、丁寧に直す。 それでも出てくる、修正。 日本語はむずかしい。 協力していただいた方々に感謝である。 とくに秘書の利根川 さんにはいつものことな…

花街道

連休も残り1日。 どんよりとした曇り空。 小雨のぱらつく中、近隣を散歩。 わが街の真ん中を通るシンボルロード。 新興住宅地も年を経るごとに徐々に熟成してくる。 街道のツツジ、今年は一段とあでやかだ。 この”はてな”ギャラリー機能があるとか。 花の写…

チベット高原

連休の最中に授業があった。 大陸の衝突と山脈の形成にからんで、チベット高原をめぐる地質学などの科学の議論を紹介した。 しかし、世の中の関心は、北京オリンピックにからんだチベット問題。大地の下をめぐる議論は詳しいのに、その上に住む人間社会など…

虎の子ですってんてん

先週末、セミナーの後、久々?で本郷3丁目界隈でわいわい。 連休前の週末のせいか、すっかりビール日和になったためか、どの店も満杯。 そこでたどりついた一軒の店。 空いている。スカスカ。 なぜ? 高い?まずい? でも普通の居酒屋。例によってのみ風景を…