久々の終電

昨土曜日は地質学会の理事会、昨日は掘削コンソーシアムの会議とつづいた。
土曜日は、久々にあった人たちで会議後飲みへ。
いろいろなことがあったが、私の会長としての最後の評議員会。
まだ5月の総会が残っているが、ひとつ肩の荷を降ろすことができる。
世代交代は早め早めにが基本だ。


盛り上がってきて、話題が専門語の訳の話題になった。
basaltは玄武岩だが、その由来は玄武洞
玄武はそもそも黒い亀で、北をさす。
それは当然、朱雀、白虎、青龍とセット。
地質用語のほとんどは明治期、日本の地質学の先人によって漢字に訳された。
この4月、金沢から仙台に移ったI教授がとくとくと説明してくれた。
さすが!物知りの岩石地質学者!

アジアで日本だけが西洋と科学的な接触をしている漢字文化圏の窓口であったからだ。
当然、国際的なアジアの地質の代表であったのだ。

しかし、いまや中国の台頭がすごい勢いだ。
戦後、さまざまなところで国際戦略で困難を極めた歴史的つけがいまある。
今後の世界の中でのプレゼンス拡大におおいに力を入れなければね。