連合の会議

今日は、下記で大詰めの会議。

法人化へむけ急ピッチに進む準備,そして2009年大会へむけて始動

             日本地球惑星科学連合運営会議議長 木村 学

最後の残暑の中に秋の気配が少しずつ訪れるこの頃ですが,皆様いかがおす
ごしでしょうか.さて,夏の終わりと同時に,連合は来年度に向けてすでに
様々な活動を開始しております.その第一は,連合の活動を一層活性化し,
社会的認知を獲得し,その基盤を盤石にするための法人化の準備です.すで
にこれまで法人化の準備会において活発な議論を継続していただいており,
まもなく最終定款案,細則などを整え,加盟学協会の皆様に提示する予定で
おります.この法人化の目標は,「公益法人」としての認定をいただくこと
です.この法人化は,日本の地球惑星科学とそのコミュニティーの行方を決
める極めて重要な事項です.これまで一年以上にわたり活発なご議論をいた
だきましたが,いよいよ大詰めに差し掛かっております.最終的な判断はこ
の秋の評議会にて決定していただきますが,それ以前に様々な点について,
最後まで意見を出していただき,大局的判断を盤石なものにしたいと考えて
おります.皆様からの活発なご意見,ご質問をお待ちしております.


第二は,来年度の大会の成功に向けての準備の開始です.大会参加者がほぼ
5000名に達しようとしておりますが,来年度はさらに国際セッションの重点
的推進,地球人間圏関連セッションの充実,地球環境問題のさらなる充実な
どを計画しており,一層の参加者の増加が見込まれております.連合はその
ための会場の拡大などの具体化を計っております.また,連合と加盟学協会
の連携を一層緊密なものとするために,学協会の皆様に,それぞれの学協会
の宣伝ブース,会員勧誘活動の推進の場の設定等をお願いしたいと考えてお
ります.これは,法人の設立にあたっての基本的理念,統一的コミュニティ
ーの拡大と個別専門コミュニティーの発展を両立させる路線の具体化です.
また,深刻化するポスドク問題などについても重点的に取り組む予定です.
国際地学・地理オリンピック事業の推進支援も,国民の中にこの分野の普及
を図り,後継者を育成していく上で大変重要であると考えております.皆様
の一層のご協力と積極的な大会への参加をお願いする次第です.
http://www.jpgu.org/