ノーベル化学賞

今度は化学賞!
ワクワクするね!
私の関連する分野で、つい先日見せられた地下の生命を蛍光した写真の技術の源はこの人の発見だったのか!と改めて感動。
益々研究したいという思いが刺激される!

マスコミを見ていると、なぜ皆アメリカ在住なのだ?という議論も結構ある。
昨日の南部陽一郎氏がアメリカ国籍で、外国ではアメリカ人がもらったと発表されているからと。

そんなこと、どうでもいいではないか。
科学者は、自分のやりたい研究のできるところならどこへでも飛んでいく。
スポーツ選手だって同じだ。

大事な事は、このような賞によって、研究者社会が、子供たちが、社会が励まされ、未来へつながることだ。
戦後の湯川秀樹氏が日本人初のノーベル賞をもらった時に、日本の社会がどんなに励まされ、その後の高度成長を基礎から担う人材を作り上げたことか!

当面は役にも立たない「基礎科学」の充実は、スポーツで言えば、当面の勝ち負けではなく、「足腰を鍛えよ」ということと同じ事だ。
その成果の見えてくるのは、スポーツより時間がかかる。

世代を超えた50年、100年の計なのだ。

そういうことにきちんと投資する社会であれば、自ずとそこに優秀な人は根づく。
日本社会は? 
そこに、上の議論の答えはある。