生いくら醤油漬け

今日の午後、久しぶりにぶらっとご近所のホームセンターとスーパーに買い物にいった。
最近、ベランダの花が寂しく、冬の花を買い込むのが狙いであった。
スーパーの食品売り場を歩いていると、生いくら半額!
おもわず引きつけられた。
見ると賞味期限切れが近い、でも安い!元々の値段、3500円では手間を考えると出来たいくらを買った方がいい。
それが1000円!
買った。そして家に着くなり、醤油漬けつくりをはじめた。
久しぶりだ。昔、サハリンでロシア人に教えてやった。でもあの時は塩漬けのウオッカ漬け。それでもロシアいくらの気違いじみた塩辛さとは比べ物にならず、ロシア人はうまいと!といって目を剥いていた。

さて、

ん!賞味期限切れ近いといっても、色つやは悪くない。もう駄目だとぬるま湯に入れた時に多くはつぶれてしまう。
湯を沸かしてと。湯加減はちょっと熱めの風呂程度。そこにいくらを入れると温度が下がり、その間に、いくらを覆う皮や間の血管のタンパク質が固まり、油の多いいくらは残る。

これをほぐす。

手ですくいあげ、丹念に間のつなぎの血管等を除き、いくらをバラバラにする。
ある程度、ばらばらになったら、水を取り替える。もう湯である必要はない。
水は透明になるので、全部ばらばらになるまでほぐす。
わんかけ法で、ボールを回すと、皮やつなぎの血管の固まったものは浮く。いくらは沈む。
水を取り替える。同じことを数回繰り返す。
すると、いくらだけが残る。

この時、注意は水はざるに捨て、いくら一粒たりとも流さない。
最後は、ざるで水を切る。

それをタッパーに移す。計ると550g! これを買うと\5000だ!いや醤油漬けにすると浸透圧でパンパンになりもっと増える!
そこで、

醤油と、今回は手元にあった白鹿吟醸を入れてみよう!(飲んだ方がいいかな?)
できあがり!(甘口がいい人は、みりんで十分)

これで食べてもまずい。
最低一一晩は寝かす。
明日朝、チェックして味の調整をする。

うううー!明日が楽しみだ。

そして一晩置くと!いくらが浸透圧で醤油を吸い込み、吟醸がうまみを出し、
決して売っていないオリジナルいくら900グラム!
うめー!