野分による銀杏の絨毯

ちょっと忙しくて本を読む暇がない。しかし、本は持ち歩いている。このような時は、短編もの。
そこで、

ことばの歳時記 (新潮文庫)

ことばの歳時記 (新潮文庫)

を持ち歩いている。
12月10日のところに木枯らし=「野分」となったいきさつが記されている。
「野分」とは元々は台風のことで、それが明治以降、木枯らしと同じ意味になったという。
でも今では「野分」はほとんど死語だろう。あまり聞いた事がないし、天気予報でも決して使わない。
今日の嵐は、生暖かい風で決して木枯らしではなく、これぞまさに本来の「野分」だ。すざましかった。
キャンパスの銀杏から大量に雪が降るごとく葉が舞い落ち、一気に敷き詰められた!
これはこのような天気でなければお目にかかれない。なぜなら、毎日せっせと掃き清めているからだ。
どうだろうこのすばらしい風景!!