松井孝典教授最終講義

本日午後四時より、小柴ホールにて、本年三月をもって定年退職する、松井孝典教授の最終講義が行われた。
さすがにスーパースターだけあり、満場の人となった。

40年に渡る研究生活と、その時々の思いを含めて、二時間にわたる熱弁であった。
月のマグマオーシャンから地球のマグマオーシャン、大気と海洋の起源にはじまり、恐竜絶滅時の隕石衝突、そして最近のアストロバイオロジーからチキュウ学の創造をめざす飽くなき探求と好奇心。
大変な迫力である。
定年後は、千葉工業大学で研究所を作り、そこで惑星探査に乗り出すという。
加えて、松井教授の特徴は、その専門に根ざした社会への発信である。
今後も一層のご活躍を期待すると共に、我ら後進に様々なサジェスションを、改めてお願いする次第です。