お盆読書その2

汗を噴き出しながら読書三昧のお盆休み。
久しぶりに文庫版「ローマ人の物語」のつづき

ローマ人の物語29,30,31/終わりのはじまり(上、中、下)

ローマ人の物語 (29) 終わりの始まり(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (29) 終わりの始まり(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (30) 終わりの始まり(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (30) 終わりの始まり(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (31) 終わりの始まり(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (31) 終わりの始まり(下) (新潮文庫)

周辺蛮族ゲルマンなどから押し寄せる波。
名君マルクスは、その哲学にも裏打ちされた皇帝として、なんとか安定を保つも、後継指名された馬鹿息子が、駄目だった。
そして、その後の皇帝も相次いで、皇帝としての能力に欠けて、次々と暗殺という短命政権に終わる。

2000年前のローマ世界帝国と現代のアメリカ世界帝国。
圧倒的軍事力と政治経済力で世界支配の構図。
現代のアメリカは、暗殺という手法は否定されている(もちろんケネディーのようについ最近もあった)が、独裁(皇帝、大統領)と民主(議会、元老院)を使いこなしながら世界を安定的に維持しようとする精神は何も変わってはいないように見える。
独裁の横暴への答えは、かつては暗殺であり、今は選挙によって引きづり落とす、それだけの違いだ。

さて、いよいよローマの崩壊へ。
つづきはいつ読めるかな〜? お盆は終わってしまったし。他に読みたいもの、考えたい事、ねばならないことが山とある。