文章

この間、大量に人の書いた文書を読まねばならないことが続いた。
いろいろ勉強になる。

1。まず、強調しようとしてゴチックにしたり、色を使ったり、アンダーラインを引いたりーー。
強調すべき文を区別しているものが多々ある。
せいぜい2種類程度でなければ、メッセージは伝わらない。
最高は赤字、青地、蛍光塗りつぶし、アンダーライン、普通と5種類もある。よく見ると薄い赤と濃い赤、薄い青と濃い青がある。
完全に逆効果の情報過多。
書いた人以外、誰もその区別を理解できない。読んでいて、なんのことかわけが分からなくなる。塗り絵じゃないんだ。
それだけでブーだ。

2。限られたスペースに絵もなく、小さな字でびっしり。
これも書き手の思いだけがあふれていて、読み手のことを考えていない。老眼でただでさえ読むのがつらいのに、読む前からめげてしまう。

3。起承転結不明で、同じことが何度も出て来る。あわてて書いたとしか思えない。
熟慮に熟慮を重ねてこそ、相手にメッセージが伝わる。ラブレターを書くつもりで書いて欲しいな〜。

4。絵もなくびっしりより、すっきりとしたわかり易い図は極めて効果的だ。それだけで読んでいて安心。でも小さな絵に情報びっしりはいかん。
スライドショーと一緒で、一枚の図にはせいぜいメッセージは2つほど。

5。すっきりとした図、起承転結。そしてまとめ。一度読んだらすっと落ちる。脇道はない。
ある意味、そこに詩ともいうべきロマンも浮かぶ。それが最高だ。

そんな文章を書きたいね~。



世の中、選挙。政権交替の合唱しきり。
そんな熱にうなされず、まじめに考えるとするか(つらつらと眺めていたが)
学術・科学技術政策、大学教育政策、人材育成政策、そしてそれを支える理念と根拠ある国家財政政策かな判断材料は。
そこが私たちの生活の原点だ。
もちろん、それと実績。