講義:地球システム進化学

今週から数回、駒場で講義である。この秋に本郷への進学が内定した学生たち。
勉学の意欲に燃えている。かれらにこの科学が如何に面白いかを伝えられるかがテーマ。
これまで、パワーポイントを使って、さくさくとやっていた方式はやめて、板書を主とする講義にしてみようと話し合われた。
久々に使うチョーク。最近はホワイトボードに書く事が多いのでチョーク等使うのは何年振りか?
手に白い粉がつき、服も粉だらけになるというのが常であったが、最近のチョークは、手に粉がつかない工夫がある。
それも驚いた。

しかし、ノートにあらかじめ、書き記し、きちんと整理した板書をする、ということが昔から苦手な私。
まず、講義の構想を考えて、時々(どころではないという話だがー)漫談脱線を入れて、眠そうな学生に質問を飛ばして(私は、決して怒りません。でも眠られるとせっかく面白いと私が思う話をしているのにもったいないのにと押し付ける。くすぐってでも起こす。でも質問が一番。更に親が出している授業料とは、時間に換算すると一時間あたり5千円程度になる。自動車学校の授業料と同じなんだ。そんな自覚は恐らく学生にはほとんどない)。
一気に黒板に一時間半、書き記し話し続ける。板書はメチャクチャなので、あらかじめ、「それをいかに整理してノートに記すかはあなたたちの才覚」と居直る。だんだんと話す方が乗って来て、いつも時間が足りなくなる。

講義が終わり、次のセミナーまで一時間半。いつもならまずは外で一服というところだが、このキャンパスも全面禁煙。
しゃーない。喫煙コーナーまでテクテク。
そして、あまり寒くはない外でパソコンを広げて、一服しながら、しばしの論文かき。
ハワイの集中が醒めないうちに仕上げなければならない。
突然、パソコンがバキ!
蓋をあける蝶番がおかしくなった。
聞いてはいたが、このMacBook Airの泣き所。
幸い、中身は大丈夫だったが、すぐにでも直さなければ、持ち歩けない。でも変わりがない。
一つ前のMacは重いし、やれやれ、パソコンにはいつも悩まされるね。

明後日は、連合のユニオンサイエンスボードと学協会長会議。
今日は、その準備で、頭を整理しなければならない。

え!?来年度のカリキュラム変更も明後日まで?私関連はいくつある?
細かい宿題が次々と押し寄せる。
え?論文のレビュー依頼、原稿依頼はどうなってるかって?

ぎゃー、