続く激震14/文部科学省後藤政務官と面談、そして掲示板

今日、昼、急遽、文部科学省後藤政務大臣と面談が実現した。私は、午後1番、駒場で講義なのであったが、急遽それを交替してもらい、めずらしく白ワイシャツにネクタイを締めて、文部科学省にかけつけた。

テーマは深海ドリリング&地球内部ダイナミクス。しかし、連合代表として参画した私は、同時に連合がこの間提出した、2つの意見書を直接手渡し、ドリリングの世界的意義、それを支えるifreeの重要性とともに、特に若手問題を軸に訴えた。政務官は、静かに耳を傾け、事業仕分けに関する様々な意見は、その不十分さも含めて、多くを承知している、とのことであった。この面談も直接的利害関係者は排除し(海洋研究開発機構文部科学省関係部局)、コミュニティーの意見に広く耳を傾けており、それはこの間の透明性確保とともに是とするところである。

そもそも、私はこのような政治や行政の世界に顔を出す等など、ほとんど経験がなく、少々緊張したが、大臣の気さくさと、事業仕分けに対する様々な批判を承知していることには少し、救われた気がした。

この面談が、結果に反映することを期待したいが、まだまだ予断を許さない。

面談はたったの15分であったが、皆必死で訴えた。ちなみに今日の列席者は、久城育夫東大名誉教授・学士院会員、地震学会平原会長(連合学協会長会議議長・京都大学教授)、河野長東工大特任教授、斉藤靖二神奈川県立博物館館長・JーDESC会長、山崎利嗣掘削コンソーシアムIODP部会長、であり、そのほかに、この間の多くの意見書を一緒に提出した人たちの意見書を添えて提出した。ちなみに現在、文部科学省パブリックコメントは2万件を超えているそうである。

まだまだ予断を許さない事態が進行しているが、理数系の学会は、12月4日(金曜日)、そろってパネル討論を行い、記者会見・声明を発し、意見書を提出する準備がすすんでいる。もちろん私も参加する予定であり、名をつらねることに同意している。

また、連合では、多くの方に、この間の刷新会議事業仕分けに関する意見を表明していただき、討論していただく場としての、公開掲示板を開設した。
http://www.jpgu.org/one_bbs.cgi

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