AGU初日-沈み込み帯&国際連携会議

13日、便が遅れて昼に到着。ホテルへチェックインした足で、朝から開かれている、来年の南海掘削プロジェクト管理会議へ。
事業仕分け騒動は、アメリカ人も皆知っている。恥ずかしい〜!日本。
時差ぼけでふらふらだ。午後には、会議中寝てしまった(いつものことであるのだが)。
ホテルは去年と同じParc 55.サンフランシスコの本当のど真ん中。横がちんちん電車の終点。
初日の発表の人の受付があるので、早めに終了。
バタンキュー!

そして初日。
どうせ受付で混むので、朝7時に出る。まだ日がでたばかり。
セータも持って来たが、思ったほど寒くはない。東京の木枯らしよりましだ。
アメリカはとにかく朝が早い。
そうそう、いつも思う事だが、日本は経済が大変だ大変だと騒ぐが、なぜ夏時間を設けないのか不思議でならない。
夏1時間早め、冬1時間遅らすだけで、どれだけエネルギーが節約できて、最近話題の二酸化炭素排出を押さえられるか、明らかだと思うのだがね。
バブルが崩壊したとき話題になったのに、なぜか最近はどのマスコミも政治も話題にしない。
時間変更で、時計合わせだなんだと少々支出はするが、トータルで見ると圧倒的に削減できるはず。
AGUのホーム頁を見ると、University of East Angliaの気候研究グループによる地球温暖化にからんでハッカー騒動があったようだ。
それに対して、学会はopenに議論する場、科学でちゃんとやろうという明快なメッセージが載せられている。

なんて、思いながら夜明けの街を会場へ。

やった!待ち時間なし!受付場所も大会場に変更になっている。
これから、ここに○○万人押し寄せる。

やたら目につく中国人。日本人の影は薄い?

朝からびっしりと沈み込み帯の地震セッションに張り付く。
そして、瞬く間に夕刻。
午後7時から、AGU主催の外国の学会代表を招いての宴会。
アジアからは、アジアオセアニア地球科学会と台湾とオーストラリアと日本の連合。中国やインドが来るかとも思ったがなし。
今日は、宴会だけなので、あいさつと仲良くなるためのお酒。


現在のプレジデントのTim Grove氏
http://www.agu.org/about/presidents_msg/index.shtml
そして、来年6月からの次期プレジデントのMichael J. McPhaden氏と同じテーブルとなった。

今年がAGU90周年だというので、それに引っ掛けて、

あいさつで、い

今から140年前の昔、日本の若い政府が、ここサンフランシスコに来た。
ちょうど南北戦争の後で、ゴールドラッシュの時。
その時は、アメリカはまだ発展途上。その若い政府は東海岸へ行った。そしてヨーロッパへ渡り、ちょうどフランスとドイツが戦争を終えた後。
その世界から学んで、ついに第一次、第二次世界大戦となった。結果は皆さん、知っての通り。それから歴史は大きく動き、いまや地球環境の危機の直面、対立している場合じゃない。
とくに私たち地球科学の使命は重大だ、世界のパートナーシップを一緒に考えよう。
冬は、この世界最大の学会に皆が一同に会するのでいい。
しかし、春はちゃんと考えよう。欧州との連携、アジアとの連携を考えよう、日本はアジアをまとめるために努力する、と提案した。
(後から会員数をWebで見ると、5万人の内、西太平洋が約8千人とある。その多くは日本人のはずである)

ちょっと飲み過ぎて、足下ふらふら。

明かりをめざして、どぼとぼ。
再びバタンキュー。
時差ぼけのせいで、午前二時に目が覚めてブログ記入。