凍てつく冬/うどん談義

凍てつく寒い日が続く。
昨日は上京してきた、かつて勤めていた香川大学の伊藤寛・現副学長と飲んだ。
彼には、昔よく一緒に遊んでもらった。私がいなくなった後に彼らは工学部を創った。
厳しいスクラップ&ビルト時代に突入した昨今の大学事情、伊藤さんの教育改革・企画担当副学長としての挟持など、話がはずんだ。
昔なつかしい人々の様子も聞けた。
小さな大学のサバイバル発展戦略は大変だが意気に燃えている。

焼酎を飲みつつ、合鴨鍋のあとに、店員が
「うどんにしますか、おじやにしますか?」
私、「讃岐の人にうどんなんか駄目だよな〜、おじや」
店員、「え?讃岐なのですか? 私もです」
私、伊藤さん「え?どこ?」
店員「さぬき市です」
私「さぬきしじゃわからんよ。昔の名は?」
店員「長尾です」
私「なつかしいな〜。私が最初に住んだのが、長尾街道、琴電沿線」「あの○●ってうどん屋知ってる?」
伊藤さん「よく覚えているね。東京のうどんは?」
私「東京は、釜あげ、うまいな〜、と思う店へ行くと800円!今でも300円もあれば、最高のうどんが食える讃岐の地元とは大違い」
店員「そうですね、東京のあのしょうゆにふにゃふにゃうどんは食えませんね〜」
私のこころ <え?それでも出す?しゃーないかアルバイトだし。食べるのは客だしね>
私「讃岐うどんは確かに進化しているけれど、同じ店が20年も30年も同じ味を守ってるっていいよね〜。それがふるさとの味。舌は正直だからね。香川時代は私の人生の中で最も楽しかった時だね」なんて、うどん談義で、昔を懐かしんだ。

帰って一眠り。

午前3時に目が覚める。今日は講義「プレートテクトニクス」だ。
講義用のパワーポイントを編成直し、最新のトピックを埋め込む。講義ごとに新しくしないと、こちらのやる気がなくなるからね。
そして、それを学生がWeb サイトからダウンロードできるようにupする。

これで準備万端、終えると5時半を過ぎている。
さ、一眠りするか。