東海・東南海・南海地震の連動性評価研究

高知で、この会議が開かれた。文部科学省の委託研究、その委員もしているので。
一昨日までの阿蘇の研究集会もそうであったが、最新の研究の進展には驚くべきものがある。特に低周波地震、微動に関するものは日進月歩、飛躍的だ。
更に、午後の津波地震による被害予測も実に具体的であり、対策を講じなければならない自治体には極めてリアルだ。
関係者のご努力には実に頭が下がる。

午後5時終了。会場となった高知会館とホテルの間には高知城がある。
高知には数えきれないほど来ているのだが、なんと行ったことがない。
そこで日暮れまでのわずかな時間とぼとぼと。


大手門
いいね〜。いつも、どこでもそうだが城にくるとその威風堂々にこころの落ち着きを覚える。
おや?この石垣ーー


層状チャートじゃないか!
どこのものだ?秩父帯だろうな〜。
誰か、教えて。

こういう門も手作りの絶品だ。
さすが国宝。

この天守閣。
そして、そののぼり口の板垣退助の像


「板垣死すとも自由は死なず」
土佐の気骨だね。

山内一豊の像。
先に大河ドラマでやっていたね〜。
関ヶ原の勝ち組の将。その名妻お千代の物語。
負け組の長宗我部の家来たちが下士郷士。幕末の志士たちだ。
夕暮れ時、桜が咲き誇る小さな公園を通り抜けた。



南国土佐だ。

そうそう、城を眺めながら、高知と地震津波。そしていま沸騰の龍馬ブームをつなげて思った。

龍馬(1836年生まれ)が20歳、お江戸、千葉周作道場から久しぶりに高知へ帰った半年後の冬(1857年)、南海の大地震津波があり、高知は地震津波に襲われ大変な被害があった。
龍馬は間違いなくそれを経験しているはずだが、ドラマには出てきていないな〜。
津波の高さは3~8mくらいはあったということだから、高知のお城周辺のやや高いところは大丈夫であったろうがね〜。地震の被害は相当なものであったはずだ。
先の「篤姫」のドラマでは、突然の地震江戸城が大混乱に陥る場面があった。
幕末の政治の動乱直前、お江戸の直後に発生した土佐の大自然災害(土佐だけではなくお江戸から西日本全てだが)。
それらは政治の動乱を加速したに違いないと思うのだが〜。
20世紀末、あの阪神淡路大震災だって、人命と国家予算の何分の一かに及ぶ大被害で、バブル崩壊を加速、今日の経済の困難へつながっている。
幕末、安政と年号を変えたはずだったがーー。ブー、当たり前にも効果なし。
確実に江戸幕府の崩壊を加速したはず。その大自然災害ー経済ー政治の大激変の構図は一般的だからだ。

これも誰かに聞いてみよう。どなたかご存知ならコメントをお願いしたいところです。