ザ・リンク
あのリンクとは?
これ
- 作者: コリンタッジ,Colin Tudge,柴田裕之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/09
- メディア: 単行本
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オスロの古生物学者がオークションで発見、それを研究の世界に乗せるための大プロジェクト、その価値の科学的背景まで深く言及した著作。
莫大な経費を投じてここまで持ってきた、恐らくノルウエーのアカデミー、国家の威信をかけてのものだ。
周到に準備され、世界のマスコミを総動員して、世界中をあっといわせる。
この日本語への翻訳も、その戦略の中におそらく位置づけられていた。
こんなに速い翻訳物は普通ない。
その根幹に、ほ乳類のサルの進化、人への道を理解するミッシングリンクとしてのこの化石に位置があった。
「私たちはなにもの?どこからきて、どこへ行くの?」を理解する、あのリンクをつなぐ超スーパーお宝なのである。
研究成果を含めて、そのマスコミへの大々的発表をダーウィン生誕200年、「種の起原」発表150年の記念にあわせ、化石の名前にダーウィンの名前までつける。
今から4700万年前の物語は、一気に私たちをその世界へ引き戻す。
昨年発売と同時に買ってあったが、先週末にようやく読んだ。
完全睡眠不足となったが、私の頭は5000万年前にタイムスリップ、その時代のことを全ての講義に盛り込むことにした。
もちろん、猿の進化とともに。
いや〜、ほんとに地質学っておもしろいね。ロマンですね〜。
ちなみに、この大々的キャンペーンは、特設HPで見ることができます(英語ですが)。
これから講義なので、昼にアップします。
んで、こちら、ビデオ解説付きで分かりやすいよ。
http://www.revealingthelink.com/