東京古潭会

古潭会とは、北大理学部の地質学鉱物学教室同窓会。年に一度4月の第2土曜日に、クラシックな風情の残る銀座ライオン7丁目の宴会場で開いている。

久々の銀座であるが、驚きは中国人観光客の多いこと。
中国富裕層が日本へ観光に来て、高いブランド品など買っていくと聞いていはいたが、これほどいるとは。
最も銀座は今や、一大観光地でもあるのだろう。

さて、古潭会
会長は現在垣見俊弘さん。

もと地質調査所の所長であり、日本でいち早く小断層解析をはじめた人。活断層調査などでリードした。
私も院生の時に、それに魅せられ構造地質をやるようになった。すでに80歳を超えられているとか。
Time flysだ。
特別会員として、工業技術院長を勤め、その後北大教授もされた石原舜三さんもおられる。
この会では、久々の懇談に加えて、幾人かに話題提供をしていただく。

まずは、久々に参加された方々。

安間荘さん。
地質学界には同姓の方が幾人かおられるが、皆一族。
私ははじめてお会いしたが、豪放快楽。
このような方がおられるので、皆地質の世界は楽しい、と後を継ぐのだな〜、と思う。

衣笠善博さん
地球温暖化成長の限界

この春、東工大総合理工学研究科を定年したとのこと。

最近の大学生は、地学をほとんどとっていない、とのアンケート結果。
と講義パフォーマンスでーー。
多いに参考になりました。
お酒を入れて講義をすると、楽しくなりそうではあるが、そんなことしら即刻問題になるね〜。

東京都土木研究所におられた、中山俊雄さん
「日比谷、有楽町界隈の地盤と汐留遺跡」

いや、おもしろい!
伊達藩江戸屋敷跡、

今飲んでいるここの足下、地震時の揺れは完全に地盤依存

そして、縄文時代依頼の東京の地層。


昔はあちこちにあった露頭。いまはただの一つもない東京。
そこに地球環境と人の歴史が埋まっている。

上野将司さん: 「土砂災害調査で想う」

明らかな地滑りの中をトンネルをつくるドンデモ土木事業。斜面に現れた地滑りの層も区別できない。
地質屋が見れば一目瞭然。
経費節減の中で、結果として大被害へつながることが確実の土木事業のなんと多いことか、と警鐘。

私。「地質学、団塊世代の後に」

忙しさの中で準備する間もなかったので、即席話題。
結構お酒も回っているので何を話したか記憶が定かではない。
この会はすべて男ばかり。
卒業生には女性も結構いたはず。
ジェンダーバランスのために、女性を招待してはどうか?
今は女性の方がはるかに元気だし、そのエネルギーをもらって皆さんの寿命が延びること間違いなしーー。

さ、2次会

あっと言う間の終わり。
飲みたいない、話足りない。

人の溢れる銀座から有楽町方面へ

お?なにやら、人だかり。
若い子が並んでいる。
チョコレート屋だ。
無縁。

たどり着いたのはガード下。
なつかしい、風情が漂う。
でもまだ時間が早いぞ〜。店が開いてないぞ〜。

みつけたー!


はい、再び記念撮影。
まだ、足りんぞ〜。


還暦じいーさん、盛り上がる。
いくぞ〜、カラオケ!
<えええ、年取った親父ばかりでカラオケ?未経験だ>




当然にも演歌三昧。
いいね〜。
30分延長、また30分延長。

ついに終電マジかになってしまった。

またな〜。