未来の年表

  暑さを避けて久々に書店へ。最近は書店も売るのに必死で、ベスセラーコーナーがある。世相のネットメディアにマスコミ自己宣伝も使い自己増殖する本も並んでいるが、それらを押しのけてNo.1はちょっと面白そう。そもそも2冊しかなく、1冊をパラパラをめくって「はじめに」をみてみる。見る間に、若者が手に取り、パラパラめくる。一人が置くと次がまた見る。また若者だ。これは大事な動き。若者の関心を招んでいるらしい、著者は十分に熟年だが。統計確率ベースの議論らしい。

 <「結婚するもしないも、子供を持つも持たないも、個人の自由だ」と語る人々が増え、子供が生まれなくなった行き着く果て-->との危うい単純化に見える因果律言及に、いきなりドキッとさせられる。

 それでも、読んでみようと買うことにした。何せ、日本の歴史上の最大のベビーブーム直後に生まれ、これから「最悪」の高齢社会の担い手で、晩節に当たっての生き様も絡むのだから。

 憶測ではなくデータ分析を厳密に行い政策決定に生かすという手法が先進国をリードしている中、日本の人口政策はどうなっているのか気なるところでもあるから。

 読み終えたところで感想をどこかに記すかもしれない。