雨のハナミズキと病院

kimura-gaku2008-04-18


昨日は、朝、東大病院へ。
めずらしく6時に起きて家を出た。
どうも最近調子が悪いので朝イチで予約を入れておいた。
しかし、大雨。
やむなく車で行くことにした。
<朝のラッシュで混むだろう〜な>
と思いきや、スムーズ。
わずか30分足らずでついてしまった。
電車なら1時間以上は優にかかる。おまけに嵐で止まっていたという。
まだ8時。まだ受付すら開始されていない。

<よかった!NHK朝ドラが見られる!>
カーナビをテレビに切り替え、「瞳」
私は6年前まで越中島に住んでいたので、佃島や月島などは、隅田川の反対側とはいえ懐かしい。
月島には実は行ったことがないのであるが。
前のドラマの舞台、小浜は、学生の柴ちゃんのふるさと。
<焼きサバは実にうまい!>
その前のドラマの盛岡は、今年修士を無事卒業した草葉さんのふるさと。
<コンパの時のじゃじゃめんはうまかった!>
そして、今度は月島。
<あの、「もんじゃ」だ!>

なんて、思いつつ見ながら15分間待つ。
<むむ、先が気になる!また続き、あしたも見なきゃ!>

受付と同時に診察開始。
「むむむ、おかしいですね。この値、明らかに異常ですね」
「でも、第2原因として、どこが悪いか良くわかりませんね」
「原因が分からないと、どうしていいか分からないしーー、困りましたね」

私も間の手をいれ、
<そうですね、原因が分からないのに対処の仕様がありませんね>
<このことはどうですか?あのことはどうですか?>
30分もああだ、こうだとさすられたり、問答を繰り返したり。
何やら科学をするものとして気持ちが痛いほどわかり、同情してしまう。

がーー、こちらの本音は<楽にしてほしい>のだが。

それにしても民間では30分の診察なんてありえない。
そのことに納得しつつ、また来週、更に検査は続く。
<医学ってのも大変だな〜。でも、普通の人に、「原因が分からないので対処の仕様がありませんね」>
なんて言ったら不安で不安で押しつぶされそうになるんじゃないかな。
私の場合は、どうせ自分の不摂生が原因のかなりの部分を占めていることは明らかなので、ほとんど響かないのであるが。
ただ、ほんの少し楽にしてほしいだけの小さな願い。

そうそう、その後に歩いて自分の研究室へめずらしく早い時間に出勤することとなったその道で、もう病院前のハナミズキが満開であることに気がついて思わず写真をとった。
<季節は早い!桜が終わった後はハナミズキ、そして次はツツジが満開となるな、おお、もうつぼみで一杯だ!>