自然の風景

 避暑地で考えたこと 

(定年まであと247日) 7月末の週末、東京では恒例の隅田川花火大会。私の住む浦安市でも東京湾で納涼(?)花火大会。百万人を越える人達が押し寄せたらしい。汗をダラダラと流しながら、深夜まで熱中症の恐怖におののく。全く納涼どころではなかったであ…

ふるさとの空知 「ぶどうのなみだ」

先週の末、北海道の高校時代のふるさと「いわみざわ」の集まり「東京岩見沢会」があった。 例によって深夜まで、心地よいぬるま湯に浸かった。 その露天風呂にもう雪が舞い、瞬く間に純白の銀世界に変わったという! 季節の巡りが速いすぎる。この会を楽しみ…

5月31日(土) 日本地質学会北海道支部での講演要旨です。爽やかな季節でありますように。http://www.geosociety.jp/outline/content0023.html地域地質研究をどのように一般化するか。北海道研究への期待はじめに 「私たちはなにもの、どこからきてどこへ…

パキスタン「地震島」続報

先にブログに載せて以降、NASAから素晴らしい写真とビデオが配信されました。http://earthobservatory.nasa.gov/IOTD/view.php?id=82146&eocn=home&eoci=iotd_readmoreそれによるとドーム状の隆起が明確です。そして中央部に割れ前がたくさんできて、そこか…

パキスタン「地震島」

ービデオニュース、画像配信を使った地質学的夢想仮説@初秋一夢ーー(加工画像は、著作権がありますので一般公開の本ブログには載せられません。ただし営利に関わらないfacebookの友達内限定に載せました)9/24パキスタンでおき300人以上の大きな犠牲者を出…

寒い朝に思う

今朝は、寒い朝だね〜。昨日の朝は、淡路島の地震のニュースに釘付け。被災された方へお見舞い申し上げると共に、この1日の関係者の被害の解明、復旧への努力、研究者の実態解明への努力に敬意を表します。 寺田寅彦の格言「災害は忘れた頃にやってくる」の…

青べか物語/新浦安・百万坪の大地

青べか物語 (新潮文庫)作者: 山本周五郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1964/08/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (33件) を見る 東京に隣接したディズニーランドの街、浦安。そこに私は住んでいる。この街は東日本大震災で液…

西への空路

木枯らし一号の吹きすさぶ東京を後に、高知への空路。 冬になると空気が澄み、空からの風景を楽しめるぞ〜。 右通路側席であったが、なぜか幸いに窓側が空席、おまけに翼の上ではない。離陸時に居眠りをしてしまったが、目が覚めると富士山が接近してくる。 …

南極大陸(3)犬と人間

南極大陸に連れて行った樺太犬。犬と人間を結ぶ濃い関係が今回の主テーマ。 犬は、人類の歴史の中で本当に長い関係がある動物。そのすばらしさは言うまでもないことだが、つい最近までは、ペットとして飼う以上の共存関係があってのこと。私は、かつてそのこ…

合掌:Steve Jobs

Appleの創設者であり、とてつもない独創の人,Steve Jobsが亡くなった。 http://www.apple.com/jp/ まだ56歳だ。 私は、Apple Plusに憧れたが買う事は出来なかった、最初の科学研究費で次のSE30を購入した。その時代からのApple党。 そのAppleのすばらしさ…

大嵐の九州

4日夕刻、九州へ飛んで来たのであるが、とんでもない断続的大雨。 バケツをひっくり返したような雨が断続的に降る。 今回は野外の調査ではなく、掘削によってサンプルを回収し、まずは目視による記録を取る作業。 今日まで80m地下まですすんだが、回収はほぼ…

延岡断層掘削 安全祈願祭

延岡衝上断層掘削地点の櫓の前で、これからつづく工事のための安全祈願を行った。 工事を請け負っていただいた会社に準備いただいたもの。 このようなことは初めての経験ではあったが、人の知恵とは興味深い。 はじまりにあたって気を引き締め、皆の意志を統…

アイヌの世界 (講談社選書メチエ)作者: 瀬川拓郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/11メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 7回この商品を含むブログ (14件) を見るお会いしたことのない著者の瀬川拓郎氏から、本書を贈呈していただきながら、…

地下30km、海溝下のプレート境界岩を見る!触る! 巡検

東日本大震災から瞬く間に50日が過ぎた。気がつくと桜も終わり、ハナミズキも散り始め、ツツジが満開の季節。季節はもう夏の入り口だ。今年も恒例で、連休初日の今日は学生達を連れて、長瀞へ。今年のタイトルは「海溝下、30kmのプレート境界を見る!触…

液状化ー震災

自宅のすぐ近くのセブンイレブン前で、地震と液状化開始の動画があると、学生に教えてもらった。 このセブン、新しく立て替えたばかりなのに、傾いてもう使えない。

嵐の沖縄

沖縄三日目。初日、2日目は天気が良かったのだが、三日目は大嵐。 しかし、缶詰でワークショップなので、被害はない。山頂にいるので窓の外はすざましい風と雨だ。 初日到着時の様子をupしておこう。 那覇空港は、胡蝶蘭の花盛り。 さ、レンタカーに分乗し…

桃の節句

昨日三月三日は桃の節句。 我が家では、すでに主はいないのだがこの季節になると引っ張りだして飾る。 時の流れは走馬灯だが、変わらぬものは人形の表情。 毎年毎年、その表情が少しずつかわってみえるのは、こちら側が変わっているからに違いないのだが、 …

雪そしてそばの値段

ひさしぶりのブログ記入。瞬く間にもう三月。寒い日がつづく。 2月の写真。北海道の岩見沢の出身校で講演した時の模様。 そこは昔から雪深いところ。大学の受験願書提出日に大雪で公共交通が止まり、10キロ以上も歩いて出しに行ったことを思い出していた。 …

大雪の札幌

札幌につくや大雪、吹雪だ。 この経験はなつかしい。ここで大昔ネタ一つ。 修論だったか、卒論だったか? 年末正月も返上して大学に45日間泊まり込んで、深夜。ついに終わりが見えて来た。発表前に風呂に入りたい! でも家は遠い。外は吹雪。電車もバスも…

スカイツリーと富士

先週は、柏キャンパスへ行く機会が三日もあった。 車で行く方が都内を通らず楽なので、首都高速へ突入。 1日は極めてスムーズよかったのだが、あとは駄目。 江戸川沿いの大渋滞。 天気はいい。音楽もいい。 でもすすまない。 でも風景は抜群! 目の当たりの…

トルコ記

二日目、発表も終えた夜、小川さん夫妻の旧知のGok氏のところで、日本から参加した、安間、山本、山本、北村と共にdinnerにあずかった。 奥さんが前の日から準備をし、接待をしてくれた。 居並ぶトルコ料理に舌鼓 楽しいひと時を過ごさせていただいた。3日目…

灼熱の九州延岡

久しぶりに写真付きブログです。とんぼがえりで九州延岡。東京を襲った台風直前に抜け出し、その上を飛び、台風の過ぎた九州へ。 雨男の汚名を注ぐ絶妙な旅!もう何十回ここへ通っただろうか。 崖を降りて行く道、もう若くはないことを実感。 たどり着いた海…

北海道開拓記念館

今週は、休暇で北海道へ来ている。休暇などほとんど取らない長い年月が続いていたが、取るべきだと思い立ちふるさとへ帰って来た。メイルがつながるということはその休暇すらも許さない。休暇という名でも仕事がつづく。が、今日の午後は北海道開拓記念館へ…

温故知新4部作

3年かけて、温故知新4部作を仕上げました。 中学時代の追憶です。 こちらにup、そしてHPの中にも隠れたボタンを設置しました。 1。http://gallery.me.com/tectonicsgaku#100350 3。http://gallery.me.com/tectonicsgaku#100355 4。http://gallery.me.co…

春の花

この間、目に悪い字ばかりのブログで失礼。 Twitterにはまってしまったので、ブログが頓挫してしまいました。 今日はよい天気なので、気になる花探索。ちっと季節は過ぎてしまったけれど、 キャンパスのハナミズキ 病院前のこの赤白の組み合わせは、いつもな…

赤門の八重桜

気がおかしくなりそうな史上最悪の春の天気が続く。 ポッカポカの陽気は遠い思い出? 12日の月曜日、赤門の八重桜、秘書さんがいいよ、今日が最初で最高で恐らく最後というので、慌てて見に行った。 ここの八重桜は色が淡く、朱にぬられた門と良く調和して…

桜並木

寒い日が続くので、桜が長持ちしている。 自宅の近隣にこんなすごい並木があるなんて、聞いていはいたが、見るのははじめて。 すでに10年になるのに。 場所は、千葉県浦安市の境川沿線。 桜街道を車で走った。 都心より、やや遅れているのでまだ満開である…

キャンパスの小さな花

キャンパスの木陰に小さな花が咲く。 花ニラ 昔、四国で、 「おおお!この香り、ニラじゃないか!」 と採って、ニラタマを作った。 「うひゃー、食えねー!」 薄紫のすみれ。 これも四国のフィールドで最初に見た時、その可憐さに魅せられ、そっと採って根を…

三寒四温の晴れ間/神田明神

新学期がはじまり、一気に時間が枯渇しはじめた。 ブログ更新もとぎれるほど。 肌寒いが晴れ渡る今朝、うぐいすのホーホホケキョが響いいている。 さて、すでに数日が経ったが、5日の日は20度を超えた日。 桜は満開を超え、一斉に散り始めた。 「この時し…

美しい稜線

私の持論「科学における高い峰と拾い裾野」と同主旨の意見が、私がファンでもある福岡氏の意見でもあり、こころ強く思った。以下。 科学の歴史のなかで、ノーベル賞受賞者や偉人伝に載るような科学者を高い山だとすれば、山の稜線が高みをもって、美しく見え…