氷雨の出発

これから成田発のJAL便でアメリカ地球物理学連合大会に出席のためサンフランシスコへ経つ。
今日は朝から、冷たい雨が降り続いた。いまは晴れているが本当に寒い。
向こうの天気をチェックすると10度C程度。セーターも着込んで用意した。
さて、これらか1週間にわたる死のロードだ。
これから日本時間の深夜をかけてフライト。
日本時間であしたの朝3時頃つく。現地時間では午前10時。
それから南海トラフの次の掘削のための会議に直行である。
そして夕刻まで。その後は、翌日の午前と午後、2回の発表のために受付にいかねばならない。
発表用資料の提出締め切りは24時間前だという。初日だけは前日提出で許される。
これは単に、事務手続きの問題だけではない。
日本のように、発表直前に人の発表を聞いて、自分の発表内容を訂正できるような「ズボラ』な体制ではないのである。
知的所有権のを深刻に取られており、知的剽窃を許さないのだ。
日本もかくあるべきだ。

しかし〜〜。
私の準備作業は続いている。この分では機内時間を全部使うか?

私は少々高くても海外へ行く時はなるべくJALを使う。
それは、食事やサービスが完全に日本だからだ。
体の大きい白人女性の愛想の悪いサービスは堪え難い。食事がまずい。

今回はマイレージを使ってup-gradeできたのでホットしている。
仕事で行く時に、エコノミーの観光客と一緒で、狭い座席に長時間座り続けるのは堪え難い。
若いときはどうってことなく、そのような旅も楽しかったが、歳をとるとその疲れに時差ぼけが重なり、堪え難い。

ちっと前にマイレージ使用が問題となったが、冗談jじゃない。
安い出張料金で働かされる人たちが、アップグレードで、長時間のフライトを少しでも体を休めながら仕事を続けられるようにしなければ、過労死が生ずる。マスコミの、あたかも皆遊んで得しているかのような取り上げ方はひどすぎる。
私なども、マイレージは全て国際線のウップグレードで消える。そして研究費を少しでも浮かし、体も少しでも休める方策として利用しているのだ。
会社や役所が、その差額のビジネス料金を出してくれれば別だがーー。このご時世そんなことはありえない。
おまけにマイレージを返上したからといって誰が得をするのか?
それは航空会社だけだ。
ちなみに、お手本とするアメリカではマイレージを個人用に使ってもだれも文句は言わないし、それは仕事によって得られた当然の対価だと皆思っている。

お〜、時間だゲートへいかなければ。