地球惑星科学連合ユニオンサイエンスボード

午後より、新たに再編された地球惑星科学連合が、法人となるにあたって設けられた、ユニオンサイエンスボードが開かれた。
このボードは、宇宙惑星、大気海洋・環境、地球人間圏、固体地球、地球生命の各セクションのプレジデントと、若干の有識者からなる。
http://www.jpgu.org/hojinka/union.html

その役割は、

*地球惑星科学における「高い峰」と「広い裾野」形成のための戦略
*地球惑星科学のアメリカ、欧州に並ぶ世界の一極、アジアにおけるリーダーシップ確立のための戦略

にかかわる議論をお願いし、提言していただくことである。
三時間の議論であったが、さすがに百戦錬磨のお歴々だ。
多くの有益なご意見をいただいた。

科学の世界でも激烈な国際競争だが、日本がマスとしてどう突き抜けるかは、至難だ。
そんな議論をした直後の夜、ヨーロッパでは、EGU(欧州地球科学連合)が組織を改変するとの情報が飛び込んで来た。
動きを注視しなければならない。


今年の連合の大会は、5月16日から一週間、幕張で開かれるが、新たな体制で本格的体制での開催は来年である。
一年以上をかけて、多くの意見を持ち寄り積み上げる、そしてはっきりと大きな一歩を歩み始めた、として成功させなければならない。

さて、今日は土曜日で、今満開の花見!と行きたいところだがーー、
朝10時から、日本掘削科学コンソーシアムのシンポジウムと総会、懇親会、そして夜は地質学会で長年事務局で働いていただいた橋辺さんの定年記念会。
花見でもしながら、やりたいところだがね〜。そうもいかない。