新学術領域「超深度掘削が拓く海溝型巨大地震の新しい描像」開始!

昨日、文部科学省から、上記大型科学研究費採択の内定通知が届いた。
背水の陣で望んだかいがあった。
http://d.hatena.ne.jp/kimura-gaku/20090624

突貫工事で、交付申請書を書き上げなければならないが、うれしい忙しさだ。
関係する多くの方々の協力なくして、ここまでは来られなかった。
逐一、お礼を言う間がないが、とにかくこのブログを借りて感謝したい。
今後5年間、このプロジェクトの成功のために全力を尽くすので、いろいろご意見を引き続きお願いしたい。

この申請書作成に当たって、書くべき中に、リーダシップに関わることを書く欄がある。
そこで、私は次のようなことを書いた。

組織をうまく機能させる原則は、「Trust and Respect」
とにかく信じて尊敬して任せる。出る杭は出させ、はじけさせる。
すると矛盾が激化する。その矛盾をエネルギーとして研究も前へ進む。
成功は、その矛盾の中にも相手への信頼と尊敬がなければなしえない。
それがなければ瓦解する、あるいは恐怖政治になる。
その絶妙なコミュニケーションの形成が鍵。とてつもなく難しいが。
だって研究者って我が強く、わがまま。人と違う事を旨とする人種だからである。

この巨大プロジェクトを成功させる鍵も、そこにあるのだろうなと思う。
そして、昨晩、打ち合わせの会議の後に、このプロジェクトで事務局をお願いする海洋研究開発機構の斉藤さんと一杯。

ディベート
久しぶりに口から泡を飛ばして議論をしてしまった。
ごめんなさいサニー、でもこの世代はこうやって生きて来たからね〜。
だんだん慣れてゆくよ。