四日市港ー「ちきゅう」へ

四日市港に停泊中の「ちきゅう」へとんぼ返りでいった。
第319次航海が終わり、第322次航海が始まる。いずれも南海トラフ地震発生帯掘削プロジェクトだ。
31日夜の大宴会だったそうだが、残念ながら出席できなかった。

四日市港は近くていいね。これまでの新宮では、東京からいくだけで1日仕事だから。
富田港というJR無人駅で降りて、タクシーで向かった。
運ちゃん、埠頭が分からない。うろうろ。
櫓が見えるはずだからーー。
見えた!

久々の「ちきゅう」だ。おお、さびも出ているね〜。働いとる。
中へ入ると、複雑なキャビン配置を徐々に思い出す。なつかしいー。

うっす!
Cdex広報担当の吉澤さん。いつも下支えで大活躍だ。
倉ちゃん、

「え!この後、横浜に入港するアメリカのジョイデスレゾールーション号にもつきあう?
じゃ〜、地質学会とは完全にバッティングだね。私も四日の夜の招待状が来たけれど、学会の方にしたよ。
ぶつかる時は、本当、ぶつかるね〜」

キドさん、ご苦労さん。

なつかしい船内をうろうろ。

「お!カプチーノマシーンが2台になっとる」

壁にはこれまでの南海掘削の歴史的ロゴすべて。
毎回、ロゴコンテストがあり、それを基にTシャツを作るのが伝統。
このすべてのTシャツを持っている人はいないよな。
あればお宝。セットで売り出せばひょっとして売れるかも?なんてね。


これもお宝、グローマチャレンジャー号の写真と、奈須先生、南雲先生の講演会案内だよ!
見ると、1978年!
まさに、日本でうなるようなプレートテクトニクス理論の盛り上がりと地質学界での大論争のまっただ中のことだ。
深海掘削がプレートテクトニクスの証明を掲げて、世界の海を掘削してるまっただなかだね。

誰がこれを持っていた?そして誰がこれをここに?Kさん?Tさん?
今度聞いてみよう。

直前の319航海の残香。

体重推移票とヘリデックジョギング風景。
あはははーー!笑えるね、これ。なんだかんだいってもすべてが右肩上がり!
増えるのです!
一昨年の時は乗船前と終わりで、膨らんで完全に風貌が変わり一瞬だれかわからない人がいた。
食堂にはいつも食べ物がある。とくに危険なのはスイート。
CdexのSさんと話をしていて、経費節減でスイートを若干減らしたとか。
それ大賛成!乗船者の健康管理は大事。このグラフは重要な根拠になる!
そもそも、砂糖は江戸時代は薬だからね。瞬間エネルギー供給。瞬間精神安定剤
トラブりそうになったら、スイートを与えて落ち着かせる。なにせ、完全ドライシップだからね〜。
なんて、つらつら思いながら眺めた。
319は楽しい航海であったことが目に浮かぶ。ご苦労さん。



一服のために、デッキの喫煙コーナー
変わらないね〜。眼下の車が小さく見える。

さて、科学者の会議。
聞いて、その後打ち合わせをして。
これまでに加えて多くの新人若者が世界から参加している。
皆さん、10月10日まで、頑張ってください。

日が傾き始めた頃、下船した。
お、快晴にお月さんが出ている。

夕日に赤く染まった「ちきゅう」

またなー。