ブレーメン三日目

続く、全体会議。
ブレーメン大学のキャンパスの紅葉がすすんでいる。

この会議はなんだ、わけがわからん、という声が若者から聞こえて来る。
学会にしか参加したことのない人には分かりにくいかも。
欧米では、このようなbottom up集会をとにかく開いて、大型プロジェクトに対する意見ややりたいことを言わせる。
そしてそれらを全て反映したようなプロセスを取り、長期計画書を書き上げる。
それをレビューにかける。そして最終版を二年後くらいに完成させ、それに基づいて、実行して行く。
あくまでも、民主的プロセスを踏む。いま議論しているのは、2013年からのビジョンなのだ。5年前からやるのである。
長期計画書に、key wordが織り込まれるかどうかは、個々の研究者が提出するその後の個別的計画書の判断や採択に間接的に関わってくるので、皆必死になってとにかく目立つように発言するのである。だから、その背後にある彼らのサイエンスに対する思いが見えないと分かりにくいかもしれない。
発言者が誰で、彼らがどういう研究をしている、あるいはしようとしているかが分かっているとくっきりと見えるという訳だ。
だから、逆に内輪になりやすい。外からは見えにくい、ということが生ずる。

黙っていて、「つまんない」と思っていると、ボディーブローのように基本計画書が効いてくることとなる。

さて、大河内デンのkey note lecture.
すばらしい講演だ。

分科会を終えて、二日目終了。
今日は、中華料理がいい。
そういえば電車の途中で見えた。
というので、行った。
さっぱり中華。値段も適切、ビールも満足。
林さんが、中国語で全部仕切ってくれたのでスムーズ。
というので店の人と一緒に。

さて、飲み足りない。
というのでホテル横のテラスで。

谷川君が、誰か呼んで来るからーー、
ということで出てきたハッシー。

「ななな、なんだ!その赤いのーー」

上衣があっても寒い外ーー。
でも中には、ブロンドの高校生か?5対5の集団。
ドイツでは、子供の頃からビールは水がわりとか?

communication beyond glass window!

寒いので中で暖まろうと、スモーキースコッチ。
飲み過ぎた。

三日目、夕刻会議が終わり、街へ!
山田さんが、店を予約してくれた。
週末は人で溢れている。
旧市街地のビアガーデンへ。



古い建物で味がある。


日本村だ。
声が籠り、どんどん大声になり、上からはバンドの低音がずんずん。
外の庭へ出ると別世界だ。

いいね〜、この夜の空間。

帰り道。

ブレーメンのシンボル。
音楽隊の像、再び。

この建物、旧市街地、世界遺産なのだ。

どれどれ、前足に触ると幸せになるって?

足はすり減ってビッカピカ。


新発見!ロバも犬もオスだ!

<あほ!酔っぱらい!>

はいはい、記念撮影。

夜も深けた。

「え!?まだ行くって? ご勘弁。老人は消えます」