ブレーメン五日目

大方の参加者はオフらしいけれど、こっちは朝から来年度の南海掘削へ向けて、非公式管理プロジェクト会議。
キャンパス内のMarumという初日の会場に缶詰。

大活躍の文部科学省、堀企画官も参加。

今月一杯で離任するとのこと。
あっという間。ありがとうございます。

午後は休みなしの五時半まで、ぶつ通し。
途中で、勝手喫煙休憩で外へ出たら、自動ロックで、lock outされてしまった。
ま、いいや。誰かくるまでゆっくりするか。

ほどなく戻るがどうも休憩なし。
疲れきった直前の表情模様でも撮っておくか。


終わった〜。疲れた〜。

え?これがアキムの車?おしゃれだね〜、古そうだけれど。
さて、飲・み?だよな。

金曜の夕刻。
街は、サッカー帰りの人で溢れている。
運河のほとりにやってきた。
おー!いい風景だね。

この構図、絵になる!カシャ!
「読書に勤しむ少女」

日も落ち、立ち並ぶビアガーデンが賑わっている。

314航海の名前は忘れたけれど、ドイツの女性研究者が子供をつれてきた。
みな、ハグしあって再会挨拶。

さて、近場で飲んでいるはずの日本村(群)の飲み会にも顔をだしてみよう。

九大高橋さん、東大川幡さん、元地震研究所笠原さん、

多田さん、
「何やら大学からメイルが一杯来ているね」
「そんな話、ここではやめましょう」
堀さん、
「あわただしいですね。帰ったらすぐ離任で」

帰り道、どうだっけ?トボトボ歩いて。
この塔まで辿り着けば、もうわかる。

おっとと。目の前を路面電車のTramが走り抜ける。
結構速く走るんだよね。事故はないのかな〜。

この通りに、ブレーメンで有名なチョコレート屋があるとか。
皆、お土産に買って行こうとしている。
明日にでも覗いてみるか。

いいね。この静寂。この石畳。


ローマ時代も同じような石畳で、6面体キューブの石を敷き詰めていたという。
それを20年程度で新しい面を出す。すると120年は石を取り替える事なく、舗装が続けられたとか。
ローマ時代(二千年前。日本は今だ未開な弥生時代)には、ローマに通づるすべての道は舗装された高速道路であったのだからね〜。
などと思いを巡らせながら、トボトボ。
ただ、その時にここはゲルマンのど真ん中。びっしりと森に覆われた未開の地であったのだね〜。
そのゲルマンの大移動によって、ついにローマ帝国は分裂、没落したのだね〜。

このブレーメンの旧市街地は、ドイツではめずらしく第二次世界大戦の破壊から免れたとか。

この小便小僧群の像を過ぎて、人気のなくなった商店街を過ぎて、

車いすの老人が、一人、ピアノを奏でている。哀れなメロディーが人の少なくなった街に響き渡る。
みごとなタッチだ。
むむむー、ここにも生きにくい人たちがいる。

ライトアップされた風車の見えるホテルまでたどりついた。


あと、最後の1日が残るのみとなった。
おやすみ〜。