KANAME プロジェクト準備

来月8日から、九州の阿蘇で新学術領域「超深度掘削が拓く海溝型巨大地震の新しい描像」大集会を2泊3日で開催する。
初年度の成果と来年度へ向けての検討会議だ。
今日、このプロジェクトの総括会議が開かれたが、全体で60件程度の講演申し込みがあった。
多くの院生、ポスドクからの申し込みは心強い限り。感謝。
来る会議は、本研究の分担者によるいわば内部集会であり、公開バージョンは5月の連合大会となる。
先週のアメリカのMargins計画の現状と今後を見通しても、南海トラフ研究は地球の海溝域研究の、完全に世界のリーディングエッジにある。
掘削の行方はなかなか困難が予想されるが、それを取り巻く研究も含めて一層強力に推進したい。
関連する皆さん、よろしくお願いします。

明後日は、地球惑星科学連合の理事会。
こちらも、一気に増えた講演申し込み、そして予想される参加者の急増に対応して迷走しない路線の確立が課題。
今年の5月は、日本の地球惑星科学界の将来発展を見通した時、歴史の大転換点となったと云えるほどに成功させねばならない。
多くの課題が山積みである。