花粉症のはじまり

一挙に暖かくなり、周辺を見渡すとあちこちに梅が満開。
そして例年のごとくはじまった、花粉症。
朝から目がかゆい。クシャミがでる。鼻水ずるずる。

一日めずらしく、研究のための討論会。
たっぷりじっくり人の話を聞いて、討論して楽しい時をすごした。
これでなくてはなね〜。
若い時はそれが全ての時間であったが、今は昔。
他の仕事に終われ、研究に集中できなくなる。
そのような状況は長年繰り返されてきた。
だから、研究はいくら頑張っても40代半ばまで、後は院生学生を使って--、などということとなっている。

体力の集中は、その通り。しかし、知力の集中はまだまだ可能だ。テニュアをとれば定年のないアメリカでは現役としてがんばりつづけるひとはたくさんいる。
定年すると教育義務などから解放されるので(もちろん収入は減るが、時間は逆にできる)、歳をとったとき、はやばやとその道を選択する人も多い。むしろ研究三昧となる。

そのようなアメリカの研究環境と大きく異なる、日本のフラットな研究環境に対する研究者の対応には2つのパターンがある。
1。コミュニティーサービス、管理仕事などを、個人として拒否し、あるいは意識的に回ってこないようにし、研究以外の仕事は最小限にとどめる、あるいはしない。
2。逆に、研究する時間は削ってもコミュニティーサービス、管理仕事などに関与する。マスとして研究をすすめる体制をつくり、日本的なフラットなシステム改革をすすめ、次の世代にはよりよき研究環境をつくるために働く。この場合、当該者の研究に対する集中は当然落ちる。しかし、マスとしてはすすむ。

このテーマは、日本の研究環境を考えた時に極めて本質的であり、まだ若い研究者が将来の人生設計する時に極めて重要なので、今後このブログでも取り上げたいと思う。
さ〜、今日もはじまりだ。

逆時差ぼけで、午後には居眠りもしてしまったが。
今日はほとんど終日、連合関係の理事会にはり付きで、明日から、また北海道だ。

雪が多そうだな〜。寒いのだろうな〜。でも、花粉症はないぞ。まだ。
でも雨が降るとか。