俳優/江良潤

昨日曜日夕刻、新潟から高校同期の元女学生が上京しているというので、汐留シティーセンター42階に集まった元女子2名。元男子8名。面影はどこにある?!

これは子供時代の学芸会と。
「え?え!え?」今と大昔と、遠き青春時代と、視線と記憶が泳ぐ。
「見るんじゃない!」

いや〜、いつもながら盛り上がるね。

不思議なもので、同期が時々集まるようになったのは10年ほど前の同窓会から。
それも様々な組み合わせがある。その時の気分と体調もある。

10年前の時は、あまりにも長いブレークの後に、どのように振る舞って良いのかのぎこちなさが吹き出した。言葉は子供の北海道弁に戻り、やがて当時の人間ドラマもフラッシュバック。あちこちで衝突やら話込みやら、ヘロヘロになるまで朝まで続いた。

しかし、その後、細々と繰り返すごとに新しき蓄積が始まる。そして、それがまた年月を経て、落ち着いたものへと進化する。古くて新しき不思議な人間模様がそこにはある。

そうそう、我が同期で唯一の役者がいる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/江良潤

いつも脇役なのだが、NHK大河ドラマにはかなり出ている。
高校時代の演劇部から、本当の役者人生になってしまった男。


この風貌ゆえに、決して二枚目俳優とはなれず(ごめん)、でも個性が醸し出す脇の落ち着きどころ。
元女子えっちゃん「せりふって覚えるの大変じゃない?」。
江良「セリフなんてこの歳なって覚えられるはずもない!言葉で覚えるんじゃなく、場面と体で覚えるんじゃ」
私「ほんと。記憶ってもうだめ。それ!私らの講義や講演と同じ!今日の話は1、2、3。押さえは3つまで、なんてね。それ以上考えてもだめだ。何考えたのかも忘れるんだから」
えっちゃん「昔、私も、子供のころ、なんでこんなこと忘れるのとおばあさんをなじったけれど、今にして分かるわ。後悔している」

俳優江良潤、今度の登場は、いよいよ再開する「坂の上の雲」、12月4日第11話「203高地」乃木希典の師役として出るとのことです。皆さん、視聴、応援のほど、よろしくお願いします。