が・ま・ん

今日は、画期的に朝8時出発。なぜなら午前2つ、午後1つの受診予約を入れ、検査も目白押し、のハズ。
しかし、朝、待ち時間一時間程度の後、最初の科。

○○外科。ちょっと丁寧な診断チェック。若い医師ではあるが一生懸命。そして会話をしながら症状を聞き、診断方針を決めて行く。モニター依存、データー依存ではなく好感。

次、○科。
前回担当医が変わり、若い2人組。ちょっとめんどい検査をするかどうか、判断を先送りにして今日になっていた。
最初の診療がおわり、この科で受付を済ませ、さ〜待ち時間。待望の読書時間と本を開いて開始。

今日のために、厳選三冊を持ってきた。というか週末の整理整頓考察で持ち歩く本は三冊までに「が・ま・ん」と決めた。あれもこれもとひどい時にはリュックの中には10冊以上。それはもうなし!ジャンルは人文・社会・自然と決めた。
そのために、軽量のカバンも昨日、買い込んだ!

(カバンを買うなど、何年振りだ?今のリュック、五年以上は使っていたはず)

というので、今日は読書に対する気合いがいつになく入っていた。そう、そのために待ち遠しかった待ち時間。

と、気がつくともう二時間も読書兼待ち。すでに昼時。
受付看護師に「二時間くらい待ってるんだけれど?」
と聞いてみると、判断するエラーイ先生が午後一時にならないと来ないという。
「えええ?だったらその事情を連絡くらいして欲しいよな〜。予約時間から二時間も待ってんだからね」
と思いつつ、患者も多く忙しそうだから。

が・ま・ん。

というので待ち時間延長と相成る。
ま〜、いいや読書の続きだ。

昼食もとって、一冊読。「待たせてくれてありがとう!いい本だった!」なんちゃってね。

午後1時半頃診療開始、が、あっけなく終わり。手術後であるので精密検査は半年後に延長だって。
だったら最初からそういえばいいのに、その連絡だけのために過ごした時間は○●時間。すごいヒエラルキー診療体制。
でも本が読めたから良しとしよう。
ほんとにもうかる読書だったしね〜。

そして次の予約は○●内科。午後三時。
心臓手術後に、事後経過を見るために外科からバトンタッチで同名の内科へ移るための顔見せ診療か?
午後三時の予約。一時間以上あるので、また読書開始。二冊目の本。
しかし、疲れて途中で眠ってしまった。
午後四時過ぎに目が覚める。

えええ!まだ呼び出しが来ない?

が・ま・ん。

ま、いいや読書再開。
午後四時半、中待合室への呼び出し。
外の待合室も中の待合室も、もうだれもいない!
そして午後五時。ようやく診察。文字通りの最後の最後の患者となった。
いくらなんでも、「こんながら空きなのに二時間待ちはないんじゃないの!」
と思いつつ、医者はちょっとベテランぽい。

が・ま・ん

病院の窓口は、最後の支払い会計を残して完全閉店モード。
この病院、内部の待ち時間連携が悪いね〜。ちゃんと予約時間で回してくれればなんの問題もないのに。
はしごしてみると良くわかった。

学会等の行事や大規模組織の仕事ってみなそうなってんじゃないの?個人や部分の事情を優先させると
全体の実行計画等成立しない。

それでは、今日の「が・ま・ん」物語は終わりです。

そうそう今度、人生の中の「が・ま・ん」ってお題になるね〜。
私は肉体的にはもちろん先の手術後の痛み我慢だけれど、一杯あるからね〜。
がまんは人間を強くしてくれる。

帰宅すると午後8時になっていた。
退院後はじめての12時間外出!無事帰還。「が・ま・ん」ありがとう!
こころも体もいいリハビリになりました。ほんと!