持ち歩く文具:早朝メモ

日常に欠かせない、しかし気がつくと全く持っていないペン。あるいは何本も上着の胸ポケットに並ぶペン。そんな自堕落のストレスから解放されるために、文房具の整理をしてからどのくらいの年月が経っただろう。

子供時代、鉛筆は持てないくらい短くなるまで使い、ボールペンはインクの最後の一滴を使い切り、書けなくなるまで使った。その時の達成感を得ることなど現代ではもうないのではないか。

「おや?ペンがない」といって気軽にコンビニで買ってしまう。
「どこかにペンがないか?」と言えば、どこからか出てくる。
ホテルに泊まればお持ち帰り自由なペンが転がっている。
気がつけばどこにでもペンが溢れている。

その便利さと裏腹に、最後まで使い切るという達成感と満足感をなくしてしまっている。
しかし、なんたる皮肉か、逆に字を書くという作業をどんどん失っている。

パソコンにスマートフォン
気がついたら字が下手になり、おまけに漢字などは書けなくなっている。

このパラドックスをいかに解くか。文房具の整理はノートに手帳、メモなどに「書く」という日常作業の定着と密接に関連しているが、そのことはまた別の機会に。

以下に私のペン整理。

1。どんどん溜まる文具、とくにタダで記念品等としてもらえるものはありがたくいただく。

2。¥百円ショップや文房具コーナー等は楽しみ。でもペンは買わない。他の文具を眺め、「お!と思うものはもちろん即効で買う。文房具も一期一会だ。
ちなみに、自宅に置いてある筆箱は、\百円ショップで買ったブリキ箱。素朴でいい!

3。持ち歩く筆箱には、最低の1セット。蛍光ペン四種。太めの油性マーカーペン。ボールペン赤と黒。ボールペン黒。鉛筆。定規。スティックのり

(以前はこれに鉛筆削り用のナイフとはさみが入っていたが、空港のセキュリティーで何度も取り上げられたので最近は入っていない。雑誌や新聞などで面白そうなものがあると、ザクざくっと切り抜いて、落ち歩きのノートに貼ってしまう習慣がある。それでスティックのりもある)