新春の夢

元旦、というか新年の最初にすることは、気分を一新し、今後の一年に何をなすかを考える。
10年先はざくっと考えて、5年先はもそっと考えて、3年先は柱を立てて、一年先はまじめに考えて、半年先はミッチリと考える。年始の恒例。

計画や決意とは、その通りにはいかないのが常なのだが、世の流れに身を任せるよりは、流れを作る側でありたいと。私の恒例は以下の大から小へ。

1。コミュニティーの前進。
1−1。連合活動の3つの柱は、研究推進、教育普及、社会貢献です。公益法人となり、この1−3月に全面見直し、大戦略再構築をすすめます。詳しくはこのHPのテーマではないので。若手問題等、大課題山積。
1−2。連合が法人化され、新たな飛躍をめざすために特に新しいジャーナルが課題。完全アクセスフリー、e-journal。年末に発表された文部科学省による支援策大転換の方向とこれまで議論を重ねて来た事が完全一致。多いに議論をしましょう。
1−2。コミュニティーの「高い峰と広い裾野」米国、欧州と並ぶアジアにおける高い峰と広い裾野の形成線戦略。年末のサンフランンシスコで、AGUの次期プレジデントと連携強化で合意。今年の連合大会(期待史上記録更新)も盛り上げよう。皆さん、よろしくお願いします。


2。研究
2−1。二月末から三月初旬にかけて高知で大国際集会。140名程度が一同に会して、海溝型巨大地震の大シンポジウム。皆さん、よろしくお願いします。
2−2。3月末、イタリアでアメリカ地質学会ペンローズ会議。これもプレート沈み込み帯。招待講演でしゃべってきます。イタリアアルプス、プレート境界見学旅行も楽しみ。
2−3。5月地球惑星連合大会。久々にセッションを主催します。海溝型地震発生帯と水。東日本大震災津波の原因に迫ります。
2−4。7月シンガポール、AOGS(アジアオセアニア地球科学会)ーAGU・WPGM(アメリカ地球物理学連合西太平洋ダイナミクス会議)の共催大会でセッション「環フィリピン海プレートダイナミクス」をアメリカと台湾の仲間とともに主催します。
2−5。てなことで、関連する論文をがんがん書きたいと思います。関連する皆さん、よろしくお願いします。

3。教育
3−1。4月から学内の仕事で学科長。学生とのコミュニケーションを密にしなければ。
3−2。大学院学生諸君。自立的切磋琢磨チームよろしくお願いします。好きなように好きなだけ、楽しく進もう。
教育とは、教えることのみにあらず、如何に自らも学ぶか、が本質。若者の能力と可能性は無限なのだから。
「おっとと5日は講義だ!」

4。個人。
4−1。今年も隙間読書、やるぞ〜!blogもfacebookも!
4−2。飲みは控えめにしなくっちゃ。
4−3。健康管理ーこれが最後の大問題。目標立てても総崩れ。

というので忙しい事、間違いないのだけれど、困難も愚痴も笑い飛ばして、楽しくいきましょう。