ある老人の朝

昨日のことです。
その1:
あることに印鑑証明がいるというので、市役所へ。
駐車場に車を置いて、窓口へ。
「いかん!印鑑証明発行用のカードを車に忘れて来た!」
車へ戻る。
証明書取得、3分。
さ、出勤だ。

その2:
市役所隣のパン屋さん。
昼飯用にパンでも買おうか。
パン屋のレジのところに荷物を置いてっと。
駐車場へ戻る。
「!、証明書の封筒がない!」あのパン屋のレジだ!
あわてて戻る。
「あのー、」
「あ!それ!交番に届けておきましたよ」

その3:あわてて、交番へ。
「あの、印鑑証明の忘れ物、とどいていると思うんですが」
「あ、いまね、お宅へ電話しようと思ったんだけど、電話帳にないですね」
「えー、電話帳には載せてないんです。電話は妻名義なもので」
「早く来てもらって良かった。まだ書類書いてないから」
「なんか身分証明するもの持ってる?」
「はい!」
「この忘れ物、なかったことにしとくからね」
「ありがとうございます!」
まずい、時間を食ったぞと思い駐車場へ急ぐ。
おまわりさんが追いかけて来る。
「木村サーン!パン忘れてるよ!」
「ーーーーー!」
<物忘れ3連発! ついに来たか!認知症!!> 
自己嫌悪ーーーー、しかし、

それなら、それでもいいや、それもついでにブログで、記録にしちゃえ!テーマに「忘れ」を追加しよ。
「明日への記憶」とか、認知症ものの映画が最近、一杯あるけど、みな、その人以外からの視点。当事者からどう見えるのかってのがなかないよね。
忘れが増えていく過程のこころの記録なんてのも、きっと楽しめるよ。認知症研究に役立つかも。もう少し、進んだら生きた検体じゃない検脳だな。これも遊びにしちゃうぞ!
今日は専門は違うが、病院の検査日だ。そんな馬鹿話でもして、怒られそうな話を反らすか!「こちらの研究の方が楽しいんじゃないですか?○●病よりいいテーマですよって」

<さー!次の忘れはいつかな?なんか待ち遠しいな!>
<ボケ!あほちゃうか!>
<ボケです>