夏至


今日は夏至の日曜日、そして朝からどしゃぶりの雨。
先週はブログを書くことが滞るほど超多忙。
来週水曜日に、あるプレゼンへ向けて、微細な部分までつめた準備作業がつづく。そのための打ち合わせで土日返上。
このような作業をしていると、私は小学生の頃の学芸会を思い出す。
なぜか、毎年、演劇をさせられた。
人前で、台詞をしゃべり、かつ芝居もする。恥ずかしくてやりたくない!遊びたい!

そして6年生。
「なんで、たった数分のために毎日毎日、放課後に残されて練習しなきゃなんないんだよ〜。台本でも読みながらやれば、いいじゃん!」
と心の中で文句を言っている自分。
そして本番。セリフを忘れた!
思わず、ひそひそと、「おい?なんだっけ?」と舞台の上で相手役に聞いている自分。
それに答える相手役。
そして、その通りやると、満場の体育館から大笑い!<え?なんで笑われてる?ひょっとして受けてる?>
なんて照れ笑い。
終わった後に、先生からゴツン。
(今とは違い、失敗に対して先生がげんこつなんて当たり前。愛のムチだ!)
それで、大失敗だったことに気がつく。
「あれ!練習をさぼったつけだ!」

そして中学三年生。
「この歳になってもまだ芝居やらされる??」
役者は、小学以来、皆先生が決める。
芝居は、当時の国語の教科書に載っていた、木下恵介作「夕鶴」いわゆる「つるの恩返し」だ。
私に指名された役は「よひょう」。あの機を織る「お通」を覗いてしまうバカモノだ。

もう十分に女子学生の視線も気になる年頃。
「やりたくねー!!かっこ悪いー!」
私の顔に先生は大きなホクロを書いていかにも馬鹿っぽく、着物を着せたーー、いざ本番!----
ーーーーー

遠い昔の思い出だ。卒業アルバムにそのショットが載っている。

小学の時の失敗以来、人前でのプレゼン、いざ本番を成功させるためには、その何倍、何十倍もの時間をかけて準備と練習を重ねるかが全てを決める、と心に染み付いた。研究発表も何もかも皆同じだ。

スポーツの試合と全く一緒だね。