締め切りの人間陶冶

締め切り目白押しの年度末。
個別に講義の成績、卒論のチェック、修士論文チェック、発表会と連日つづく。

しっかりとやっているもの、がんばるがいかんせん時間がないもの、処世術で乗り切ろうとするもの、あきらめるもの、様々な人生ドラマを垣間みる。
すべての対応が個別的なので、こちら側にも柔軟性、多様性が求められる。
肝に銘ずべきは、こちらの「忍耐」、そして当人の「未来への芽」の発見。

教育とは、「人間陶冶」。
細部の技術、知識は教えられる。
しかし、人間の生き様は、相互作用。
若者といえども、学ぶものは大変多い。
そこに教育のダイナミズムがあり、忙しくも楽しいひとときとなる。

今週と来週は、これに追いまくられ、再来週日曜日から1週間は、またアメリカ行き。
来年度から再構築されるアメリカの海洋科学のビッグプロジェクト”MARGINS”の戦略会議に出席のためだ。
そこでのプレゼンの準備は、いまだ手つかず。討論の中におけるプレゼンなので、会議でのやりとりの様子を見て考えるか。
それにしても今回の日本人の出席は二人か。ちょっと寂しい。
またまた、準備は飛行機の中となりそうだ。
おまけにその会議の間に、仕上げる約束となっている論文の原稿が舞い戻ってきた。

まだまだつづく時間との戦い。

そういえば東京は雪が降り、寒かったね。