延岡掘削ロゴ

研究を楽しく、盛り上げながらやる、というのは私のモットー。
そこで本プロジェクトのシンボルとなるロゴ作成。

といっても私が作った訳ではない。
若者が案を作成し、それを皆で議論し、略称も決めてっと、皆参加型でいく。
長期の海洋掘削では、ロゴのためのコンテストを開くのが常だ。
そこで中堅は慣れている。

決まったのがこれ。

まず、プロジェクト名は、nobell
Nobeoka thrust drilling projectから、延岡のnobeとdrillngからllだけ拝借。
なぜ、そんなわけの分かんないものに?って

nobelはノーベル賞のノーベル
nobleは高貴. noble obligeって、昔、貴族等が社会的に果たすべき義務のことを言った。
そして、novel これは小説のことで、bではなくてvだけれど、bとvの発音の区別が出来ないのは日本人の特徴。だからこの研究もまかり間違えば小説のようになるかもって、ほとんど願望。

そんな議論を繰り返して、nobellに決まった!
次は絵。
ロゴは丸形が多いので、まずそれを採用。
そして、背景に宮崎県、高いpalm tree (ヤシの仲間)の木を描き、その木は実は突き刺さっている!その突き刺さっている先が、実はこの研究分野の狭い世界にしかわからない。
海溝から沈み込むプレート付近の断面図となっているのだ。

今回の掘削は、そんなに掘らないけれどね。だって、かつて地下十数キロ以上にあった断層が今は地表にあるので、ちょっとだけで到達するからね。事前調査では地下100メートルか?

原案は北村有迅君、それを皆でなんだかんだといじくり回しできた。
プロジェクト名に関しては、私も結構口出し。なにせ、楽しいからね。
そして、これにからむ研究発表プレゼンには皆ロゴをつける。看板にもつける。

しかし、論文にはなぜかつかないね〜。出版社、なんとかならんかね。これも人の知恵の足跡なのだからarchiveにして残すべきだと思うが。ODP関係すらarchiveに見た事がない。

てな、わけで本格開始です。東京からの若者諸君は昨日経ったので本日中に現場到着予定。
頑張れよ〜。

次回は、出来てしまった延岡掘削イメージキャラクタ。