突然の呼び出し


金曜日、突然の電話呼び出し。
北大にいる大阪時代の半教え子、まゆみちゃんからである。
「東京へ帰るので、土曜か日曜、一杯どうですか?」
「ああ〜、いいよ」
というので新橋。


「そうか、東京は選挙〜」<あまり関心がない>
ちょっと早めなので駅前の喫茶店へ。
「6時からバータイムになりま〜す」
「やった!ビール」
と、飲みながら、衝動買いの本のつづきを読み出す。
見ると、おもしろいコースター。

<そうか!大都会の孤独だな〜>



まゆみちゃん、
友達の友達は、皆友達路線。

ももちゃん。
13年以上前に大阪で逢っている。
「会った事は覚えているのだけれど、ごめんなさいはじめまして、顔を覚えてなくてーー」

<まただ!自己嫌悪!>

応用地質 纐纈渉さん(男)。
「え!応用地質?同業じゃん!」
「え、私は地質じゃなく、生態ですが。まゆみちゃんとはオレゴンで一緒でした」

そして、最年少、なつきちゃん。
大学卒業2年目。

「ええ!君たちと随分?離れるじゃん!」

というので、隣の人もうらやむ楽しい会話がはじまった。

ももちゃん
「大阪で言われたこと、覚えてるんですよ。若者は時を読めない、時が無限だと思ってるって」
私「確かに、良く皆にそういってたね〜。僕も若かったんだね。まだ時間があった。今は人生の残り時間が、大分少なくなってきたね〜」

纐纈渉さん。
この中で唯一の既婚者。
「フィールドをいかに楽しむか、で行こうかと」
「それそれ、全てを楽しみにすることだよね、人生を豊かにするのは」
「早く子供をつくんな、それってDNAを継承するという生命生存の本能の喜びだよ〜」
<と私の説教親父節>

他の面々。
なつきちゃん「私の理想は、木登りが出来て、自分で家を建てられる人」
ももちゃん「心身健康、自分の大切なものを持ってる人」
まゆみちゃん「わたしは、2枚目は駄目〜」
なんて談義になる。

私「私の周りに、30を超えたモサっとしたポスドク・プー独り者が一杯いるんだがね〜」
一期一会の楽しいひと時であった。
みなさん、ありがとう。

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帰り道の東京フォーラム
ここに、安田 侃(やすだ かん)の彫刻がある。

夜見るのもまたいい。石灰岩

<お!このHydrofracturingとスティロライトの不均質分布もうまく使ってるな〜>
なんて地質屋としても見てしまう。

この人の石を使った作品、私は最初に見た時、圧倒的迫力で迫って来た。
安田 侃は、わがふるさと北海道、それも中学時代の奈井江町、高校の岩見沢市のちょうど間にある美唄出身だ。それを知るのはずっと後だが、それもあって親しみを感ずる。
札幌駅南口においてある、真ん中に孔をあけた作品もいいよね〜。
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