大阪府立大学理学部 大学院教育充実プログラム/ヘテロ

土曜ではあるが大阪へ


ふひゃー!富士山がきれい!新幹線、数えきれないほど乗ったがこんなことは滅多にない。
天気、時間、座席、シャッターチャンス、すべてが揃わないと得られない。ラッキー!
そして、大阪。久しぶりだ(10年振りか?)

御堂筋線にのって終点、中百舌鳥まで。
おおー!
なつかしい道筋だ。西高野街道

うまかったたこ焼きや、ここかな?ちょっと違う気がするが??


この水路の先だな、府立大学は

えええ!とんでもない様変わり!中百舌鳥門!

さて、
 私は、12年前まで大阪府立大学に勤めていた。15年前、そこではじめて教授にしていただいた。当時、大学教育の大綱化によって、リベラルアーツ教育は大改革に見舞われていた。私は、三年ほど努めて、東京へ移ったが、その後、府立大学は、大阪府の財政的危機に翻弄されつつも、改革を押し進め、5年ほど前に理学部を発足させた。近年、理学部ができるなど考えられない事である。それを強力に押しすすめた当事者のすざましい努力には脱帽である。
 その勢いは一層前へ進み、昨年、大学院教育充実のためのGPプログラムを通過した。その名もヘテロ。異文化交流の中に学生を放り込んで、自立的人材、自分で考える人材を育てようと言う意欲的プログラムである。私は、そのアドバイザーを頼まれた
 私は、大阪府立大学を去る前の年に、実は誓約書を出していた。新しい改組に伴い、大学設置審議会に提出する教員審査書類に、「完成年度まで勤務します」という実印を押した誓約書だ。
当時の学部長であった、吉田先生から「けしからん!」と一括されたが、「しゃーない。去る者は喜んで送り出すしかない」と歓送会まで開いていただいた。その吉田先生がリーダシップを発揮して、理学部を作り、大学院を作った。先生とは実に10年振りに再会した。その時に一緒に遊び、よく飲んだ寺岡先生がいまや学部長だ。ひょうひょうとした人格が全体をまとめている。

 さて、そのプログラムは、学生を自立させるための工夫に満ちている。

http://www.s.osakafu-u.ac.jp/
http://hetero-gp.jp/
この中から光る人材を輩出し、いま問題のポスドク問題を突き抜ける、ユニークな「売れる博士」を生み出してもらいたいと思う。私も一人のアドバイザーとして、ささやかな恩返しをしたいと思う。今度は、学生と直接交流させて欲しいと依頼して終えた。