掘削風景

掘削風景を紹介しよう。

現場にはやぐらを建てて地下を掘る。
掘るのは業者に頼んでいるのは、我々はそこには近づかない。危ないからね。
海の掘削もそうだが。
我らは?っていうと、そばに置いたプレハブの中。

猛暑、大雨でも快適。中はエアコンが聞いている。そして携帯もネットも何もつながらない山の中。
ヤブ蚊がたくさんいるので、出入り注意。
入ると、蚊退治は欠かせない。

大雨でもヤグラにシートを被せて掘削続行。

きたきた!土砂降り!

でも中では記載がつづく。


海のコアより断然いい!
断層に近づくにつれ、破壊がどんどん進んでいる様子が手に取って分かる。
夕刻六時過ぎ、
「終わった!」
買い物だ、なんだかんだと済ませて、宿舎へ戻るのは8時ころ。

玄関口で、捨て犬だったという生後半年程度という「プー」が飛びついて来る。
「こいつ、頭悪いぞ〜」という前評判も、
「いえいえ、ほめれば豚でも木に登るというじゃないか」
というので、
私が朝出かけの時に、
「待て、よし、お手」とやりながら、できたらご褒美の一粒えさで、褒めちぎり、繰り返す事5分くらいかな?
直ぐにできるようになりました。
こっちのいうことが分かった瞬間、プーはうれしくて飛びついて来る。
そう、犬だって「分かった!」って瞬間はうれしいものなんだ。
生きているものは皆、一緒。
以来、帰るしっぽを振りながら、私にだけはひっくり返ってお腹をさらす。
これって犬の服従の証。
いましつけるとこの捨て犬、いろいろ覚えるのだけどね、きっと。

おっと、話がそれました。
お腹ぺこぺこなので、今日は北海道から差し入れて貰ったレトルトカレー

ありがとうございま〜す。

これって、具が一杯入ってておいしいね。と、カレー談義、昔談義。
ん?この水?

宮崎県は日向(ひゅうが)の国で、高千穂は天孫降臨伝説の地、九州は日本歴史でも最古の地。
それで読めない地名が一杯あるが、
この地名もおもしろ一と、

しぶしししぶし、「し」が5つに「ぶ」が2つ。舌を噛みそうだ〜、と学生が笑いこける。
<ごめんなさい、志布志の皆さん>
でも漢字は何か、高級な気がするね。いい織物を心を込めて作っていたのだろうか?
というので、あっという間に、1日が終わった。
先日、小松左京氏がなくなり、また我らの研究にも関係するというので、
学生が旧作映画「日本沈没」(1973)を借りてきたので、見ようと。
その舞台はまさに日本海溝だからね。

役者は皆若く、故竹内均先生も登場し、その当時最新という、ニューグローバルテクトニクスについて説明をする。そうか、その当時はそう説明していたのだ、ということが分かる。
日本列島形成論は、マントル対流を導入し「地向斜」説と整合するようになされていたことが分かる。
測地観測衛星(GPS)もある。深海艇もある。1万メートルは実現していないが、6500メートルは達成している。留守番電話もある。
生活場面にもSFが入っているんだね。